2019.3.31 ゴマフチャレンジ 〜Part. 2〜

第2回ゴマフチャレンジです。いい風も吹きましたし。

 

 

南風が吹いた直後ということで、いそいそと階段下へ。しかし、移動中の車内でも聞こえる風の音…今日そんなに風強かったっけ?ってなりながら到着してみれば、かなりの強風に白波。しかも潮位が悪く、波打ち際が高いラインまで来てました。打ち上げも少なめで、これはやらかしたなーという感じ。
磯を超えた先は潮位が高くて無理そうなので、回り込んで小さい浜の方へ。しかし今回も先行者が。打ち上げは前回にも増して少ない状況だったので早々に諦めました。

チャイロキヌタ、サメダカラ、ツマムラサキメダカラ、ホシキヌタ幼貝、シラタマガイ×2
渋いですね〜。クマノコガイも磯粒同定用サンプルに持ち帰ったのですが、この記事を書いてる最中にどっかいっちゃいました。まあまた拾えばいいや。

想像以上の大荒れなので、いつもと趣向を変えてTN浜へ。ただこちらも不発。いつもは夕方遅くに来るので、久しぶりに昼間に来ると貝が見やすかったですが・・・。

ネジガイ、ヤクシマダカラ幼貝
胎殻の色がわかりにくい個体でしたが、螺塔から体層へのシルエットがなだらかなことからヤクシマダカラとしました。

時間が惜しいのでコンビニでパンを食べてメラーノへ。今日は年度末の仕事がめちゃんこ忙しくてさっぱり貝を愛でる時間が取れていなかったのもあって、Vip級のコレクションを持ち込んでひたすら愛でてました。

休憩後はいつも通りHS浦へ。遂に修復が完了した道を横目に、まずはヒメハラ探して掃貝。今回も不発でしたがしつこく狙っていきましょう。キムスメダカラもそうやって見つけたし。
なんて思ってたら、目に飛び込んできましたこちら。









キムスメダカラ

良きなキムスメダカラ!
初拾いの2個は相当なオンボロでまあこんなものかという感じで、完品の初物という点を除けば実のところ感慨はそこまででもなかったのですが、今回のは橙色が段違いに強く、僅かながらブロッチが残っています。素晴らしい!
当然上には上がいて、橙色の上にさらに乳白色の層があるみたいなのでこれでも一皮二皮剥けてはいますが、打ち上げなら十分ですね〜。次はブロッチが完全に残ったものが拾えるといいな。

深場ものゾーンも超えて、さあゴマフチャレンジ・・・ちまちまと拾っていると、さっきメラーノでちょっとだけご一緒したご家族の方とばったり。お子さんが僕にくっついて貝拾い始めちゃいました。お相手しながら白玉集め〜・・・あまり親御さんから離れ過ぎないようにしなきゃとか一人称おじちゃんとかの方がよくなってきた頃合いじゃね?とかアホくさいことばかり考えてましたが・・・。
少年はネジガイを所望していたので、いくつかあげました。ついでにそこそこ綺麗なウキダカラも差し上げ。ウキダカラは個性が少ないから拾ってもよほど綺麗じゃないと捨てちゃうからね、しょうがないね。
同じく所望してたビワガイは良さげなのが見つからなかったな・・・こればかりは行けばあるもんじゃないか。
少年と記念撮影してご家族が先に離脱。僕はその後も延々と続く貝ラインを掃貝しましたが、ゴマフダカラは残念ながら見つからず。さてこのシリーズは何回続くのか。

収穫です。

タカラガイ(中〜小型): キムスメダカラ、ウミナシジダカラ×2、ヤナギシボリダカラ、アリソンエダカラ×2、ナシジダカラ×3、シボリダカラ、サメダカラ、カバホシダカラ
ナシジダカラ、最大タイ。26.3mm

ウミナシジダカラ

ウミナシジダカラは胎殻がうっすら見えています。図鑑の説明通り淡い橙色です。螺塔がかなり高くなるとあり、気になって今まで拾ったものも見てみたら胎殻が見えるとまでいかずとも螺塔部分が盛り上がってるものが多めでした。

タカラガイ(微小): チャイロキヌタ、カミスジダカラ、アジロダカラ、クロシオダカラ、ツマムラサキメダカラ×3、ツマベニメダカラ
アジロダカラ、最小更新。10.5mm

 

タカラガイ以外(中型): サヤガタイモ、不明(ソデボラ科???)、ユキネズミ、ヤグラシロネズミ
タカラガイ以外でやけに変な貝が多かったように思います。ソデボラ系はなんだ、シドロのオンボロかな…?サヤガタイモは館山の常でたまに見る異様に螺塔が高い個体です。これはサヤガタイモに限らず、どのイモガイでも螺塔が高い個体が混じる気がします。沖縄だとそんなことあまりないんですが。

ユキネズミ

ユキネズミいいですね。シンプルだけど白一色ってわけでもなく。単に等間隔に斑点が出てるだけというわけでもなく。

 

タカラガイ以外(小型): コシイノミガイ×7、ネジガイ×2、コグルマ

ネジガイ

ネジガイ?は今までで一番保存状態の良い個体を拾えましたね。光沢もあるし、胎殻の先端まで完璧に残ってます。にしてもネジガイやイトカケの類が分かんない・・・こういうのはちゃんと図鑑の説明がないと。ググって写真だけ見てもさっぱり。

タカラガイ以外(微小): シラタマガイ類×45、コシラタマ×2
シラタマ祭りどころか、最近は行けば必ず大量のシラタマを持ち帰ってますね。フカフカシラタ枕は意外に早くできそう・・・なわけなかった。標準的な枕をググると43cm×63cm×6cm、大体それっぽいサイズのシラタマを選んできて測定すると6.3mm×4.6mm×4.0mm。シラタマを直方体として簡易的に計算すると約14万個・・・これなんて無理ゲー?しかも最密充填とかしたらもっと必要だろうなー。

まあいいや。それはそれとして、ゴマフダカラをしつこく狙っていきましょう。
では〜

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