2023.10.16 コキアときのこと貝拾い

臨月の奥さんがこの日ついに入院となったので、コキアの写真を撮って送ってあげようとひたち海浜公園に行ってきました。

 

 

まあそっちは建前で、本命はきのこ観察と近隣での貝拾いだったんですがね。それはそれとしてコキアなどを普通に楽しめてしまう性格なのでお得な性分ですw

ど平日かつコキアやコスモスはまだ満開でもないのにかなり混雑した現地に到着し、普通の人たちの流れを当たり前のように逸脱して松林のチェックに向かいます。

ヌメリイグチ
ヌメリイグチ
まずはヌメリイグチ。傘の色が濃くて美味しそうです。あと可愛い。

 

フクロツルタケ

フクロツルタケの行列。夏かな???

 

アカハツ
ハツタケ
アカハツもポコポコ。ハツタケにはちょっと早いのか、混ざってはいたものの少なかったです。

 

不明腹菌類

なんかよく分からない腹菌類?シャカシメジかと思ったのは内緒。

 

ついでに期待していた樹林エリアは松林かと思っていましたが、ゴリゴリの雑木林ですね。散策路以外は下草がすごいのできのこ的には微妙かも。夏の方が良いかもです。やっぱり海浜公園は秋に松林を見るのが鉄板。しかしその松林も意外ときのこは少なかったですね・・・ちょっと早かったかな。それか、ディスクゴルフエリアみたいにちょっと地面硬めのエリアも多かったので、実はきのこが多く生えるようなエリアの割合は少ないのかもしれません。

丘を登る
コスモスも綺麗
一応メインイベントのコキアを見に丘を登ります。暑過ぎず寒過ぎず気持ちいですね〜。

 

コキア

コキア

いやー絶景。これでベストでもないというのだから、このくらい早めに見にくる方が空いてて良いですね。

 

ベルが撤去された

ベルが撤去されちゃった(´・ω・`)

 

キバナコスモス?

キバナコスモスかな?こちらも綺麗でした。

 

草原エリア

草原エリアで小休止。周囲の松林は意外ときのこ生えてませんでしたね・・・テングタケの成れ果てが目についたくらいか。

 

草原より海側は迷路みたいになってて海方向に行くのが大変でした。きのこはヌメリイグチとチチアワタケくらいしかなかったかな・・・海に近づくにつれ林の密度が高くなってそもそもきのこ的には微妙な環境になっていく気がしました。防風林的なものなのだとしたら高密度なのはむしろ納得ですが。

不明ハラタケ科
ホコリタケの仲間
海辺に向かってさらに進みます。道中では少ないながらハラタケ科、ホコリタケの仲間を発見。

 

カフェ前の綺麗な池

カフェ前の綺麗な池。カフェで休憩しながら眺められたらベストでしたが、池に面したなんかガラスが曇ったようになってて外からしか綺麗に眺められず残念。

 

砂丘エリア入り口

さらに海を目指して進みます。案内板にあった通り砂丘エリアに到達。

結構砂がぱふぱふしててスニーカーに入ってくる・・・やっぱブーツ持ち込めばよかった・・・っておーーい、進めど進めど海に近づけないじゃんw なんなら柵で全部囲まれてるじゃんw 海浜公園というくらいだから海岸まで含めて公園の敷地なのかと思ってました。仕方ないのでひたすら歩いて駐車場まで蜻蛉返り。ちょっとタイムロス痛いなorz

那珂湊おさかな市場に寄り道。おっきい魚持ち帰りたいななどと淡い期待を抱いていましたが、砂丘エリアのタイムロスがかなり響いていてほとんど閉店間際。魚は言うに及ばず。貝も・・・珍しいものは特に無かったな。

アカガイ

アカガイを味見と標本用に購入。ついでに生ガキを1個ぺろり。

 

さて暗くなり始めてるけどどーするかな。海浜公園の前の浜まではちょっと距離があるので、より近場に行ってみることにしました。

平磯海水浴場

地元に根ざした海水浴場といった感じ

1箇所目は平磯海水浴場。あまり期待していませんでしたが、なかなか質の良い二枚貝が打ち上がっていました。合弁が多かったです。巻貝は少なかったな。

平磯海水浴場の収穫(ウバガイ×2)

平磯海水浴場の収穫(ウバガイ×2)・・・小さい方は若い個体だと思いましたがどうでしょうかね。

 

平磯海水浴場の収穫(中型)

平磯海水浴場の収穫(中型): サギガイ×4、シマメノウフネガイ

サギガイは以前拾ったものが随分と小さい個体だったようで(サクラガイより一回り大きい程度)、その先入観が強く、現地ではすぐにはそれと同定できませんでした。光沢も思ったより弱いんですよ。ただまあ、やはり套線湾入や後縁の形状を見て検索表をあたっていくと自ずとサギガイに行き着くことができました。しっかり資産になってますね。

平磯海水浴場の収穫(小型)

平磯海水浴場の収穫(小型): ユキノカサガイ×3、ヒバリガイ、ムラサキインコ、サラガイ、サクラガイ×2、オオモモノハナ、クモリザクラ、シナハマグリ?、ヒメバカガイ
その他拾わず: アサリ、マガキ

二枚貝は相変わらず難しい上に北方系がガンガン混ざってきて難易度が上がっています。北方系はなー・・・地味な色合いの貝が多くてぱっと見の色合いでの判別が苦手なんですよ。細かい形状に関する知識をもっと貪欲にインプットしていかなければ・・・特にイガイ科については各部位の名称さえ初見かつどこがどこに相当するのかも分かりづらくて混乱してしまいました。勉強あるのみ。
ちなみにサラガイは特徴的なクラックと内面の薄黄色の彩色から。クモリザクラは内面が淡橙色であることから同定しました。

阿字ヶ浦海水浴場

かなりしっかりした海の家もあって良くも悪くもThe・海水浴場

2箇所目は阿字ヶ浦海水浴場。駐車スペース周辺は見渡す限り何も無さそうだったので、多少なりとも打ち上げごみ?があるように見えた南岸を攻めてみることに。こちらは磯っぽいのか巻貝の種類がグッと増え、漁港のごみ由来のカコボラやボウシュウボラっぽい大型の貝もありましたが、質が・・・質が良くない。持ち帰りたいと思わせてくれるような貝にはほとんど出会うことができませんでした。まあ新規開拓なんてそんなもんですよね。

阿字ヶ浦海水浴場(南岸)の収穫

阿字ヶ浦海水浴場(南岸)の収穫: アケガイ×2、マツバガイ?、ヒバリガイ、メダカラ、アッキガイ科?
その他拾わず: ダンベイキサゴ、レイシガイ、ツメタガイ、アサリ、イボニシ、ホタルガイ類、サザエ、マガキ、ウズイチモンジ、バテイラ、カコボラ、ボウシュウボラ?、シマメノウフネガイ、カサガイ類、イガイ類

 

諸々用事をこなして午後に色々詰め込んだのでかなり駆け足になり、時間配分や移動経路にミスもあったものの、その割には楽しめました。もっといろんな海岸の新規開拓をしていきたいですね。

余談ですが、この翌日に無事子供が産まれました。あまりのスピード出産に頭がついていけませんでしたが・・・まずは一安心です。

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