2023.1.6-8 沖縄本島でビーチコーミング初め(その2)

沖縄のビーチコーミング初めその2です。その1はこちら

 

 

1/8 近未来的ビーチ
今日も未明から貝拾い・・・のはずでしたが、前日アラーム無しで起きられたのに油断していて少し寝坊してしまいました。1時間とはいえ痛いロスです。

本来この浜での狙いは微小貝なのですが、時間が短くなった焦りで細かい貝を見る余裕が失せてしまいました。仮に頑張って拾ったとしても洗うのが大変ですし、勉強を兼ねて普通サイズの貝をなるべく多数拾いたい欲が勝ったというのもあります。

テンションも低めだったのとめちゃくちゃ良いのが拾えたということもなかったので、途中の写真は無し。

近未来的ビーチの収穫(巻貝大〜中型)

近未来的ビーチの収穫(巻貝大〜中型): マガキガイ、ハナワレイシ、シオボラ、キンシバイ、クチグロタマガイ、ソメワケカタベ

 

近未来的ビーチの収穫(巻貝小型)

近未来的ビーチの収穫(巻貝小型): ヨフバイモドキ?、クロイトマキハラブトシャジク、カノコダマ?、ウニムシロ、ケボリコシボソクチキレツブ、ナツメモドキ リュウキュウダカラ幼貝?

 

リュウキュウダカラ幼貝?
リュウキュウダカラ幼貝?
リュウキュウダカラ幼貝?の拡大

この幼貝は当初ナツメモドキかと思っていましたが、改めてタカラガイ・ブックの記述を比較してみると、今まで見落としていた重要な特徴の違いがあるように思われたので。ナツメモドキは螺塔が肩よりも低くなるのですが、リュウキュウダカラではそうならないようなのです。拡大写真を見てみると、明らかに突出していますね。またサイズ7.6mmとかなり小さいにも関わらず既に点列がつながり始めているのも見逃せません。ナツメモドキを除外するとしてあと似ていそうなのはマメシボリダカラやヨツメダカラ、エダカラ辺りになりますが、同様に螺塔の高さや点列の様子から除外できそうです。

近未来的ビーチの収穫(二枚貝大型)

近未来的ビーチの収穫(二枚貝大型): クロチョウガイ、リュウキュウアサリ、リュウキュウオウギ右殻、カタカナオミナエシ、リュウキュウサルボウ元合弁、ソメワケグリ元合弁、ニシキオウギ? リュウキュウナデシコ

 

近未来的ビーチの収穫(二枚貝中型)

近未来的ビーチの収穫(二枚貝中型): ナデシコガイ リュウキュウナデシコ×2、リュウキュウマスオ、クリフハマグリ、マルオミナエシ生、リュウキュウザル生、カノコアサリ合弁、イソハマグリ合弁

リュウキュウナデシコとしていた2個は、当初ナデシコガイと思っていましたが、ナデシコガイよりも明らかに放射肋の太さが不揃いであること、後耳に白帯が入ること、産地やその他全体的な印象を考慮してリュウキュウナデシコとしました。難しい。。。

 

近未来的ビーチの収穫(二枚貝小型)

近未来的ビーチの収穫(二枚貝小型): ナデシコガイ シロスジナデシコ合弁(twitterですそのさんが教えてくださいました、ありがとうございます)、ヒメニッコウガイ幼貝合弁?

荒れてなかった割には生きた二枚貝の打ち上げをちょこちょこ見かけたのでいくつかキープ。もしかして掘ったらもっと出てきたりしない!?と思い波打ち際ギリギリを掘ってみたりもしましたが、何も出てきませんでした。そりゃそうか。

リュウキュウザル肉抜き
リュウキュウザル肉抜き
リュウキュウザル肉抜き。さすがはトリガイの仲間、足が長いです。なんでもこの黒っぽい模様は実は殻皮とのことで、ハイターで処理すると消えるそうです。ゴマフザルは異名・・・?ということで合ってるんですかね・・・?

 

マルオミナエシ肉抜き
マルオミナエシ肉抜き
マルオミナエシ肉抜き。まさか二枚貝の軟体部に紫色を見る日が来るとは。

 



中途半端に時間が余ったので新規開拓のNSビーチへ。貝はあるものの種類は少なめ。やはり良い浜というのは格の違いがあるような気がしますが・・・そうやって同じ浜にばかり通っていると同じ貝しか採れなかったりするので、今後はちょこちょこ新規開拓を交えられるといいですね。

NSビーチの収穫

NSビーチの収穫: ヌノメガイ、ヒロクチダカラ幼貝?

 

さて趣味タイムから帰還して普通の旅行パート。これまた奥さんたっての希望だったパラセーリングです。昨日の強風がおさまってくれて本当によかった・・・この時期としては稀に見る穏やかさだったようです。

パラセーリング 離陸前
パラセーリング 離陸後
パラセーリング 上空から
パラセーリング 船上から
突発的に風向きが変わって離陸直前にパラシュートが墜落して一度港に戻るトラブルはありましたが、それを含めてとても楽しい経験になりました。横風に煽られた瞬間はさすがに怖かったですが、鳥になったような気分でした。

普通ならこれだけで終わるところでしたが、離陸ポイントまでの行き来でインストラクターさんとの会話で貝拾いが趣味であることや水面移動の話をしていたら、色々と教えてもらえちゃいました。
・スイジガイのポイント
・オニダルマオコゼがいるポイント
・安全にリーフエッジへ行けるポイント

こんな情報、普通聞いたって教えてもらえないんじゃないですかね・・・ダイバーさんは基本生き物採ったりできないし。とにかくこれで自分でリーフエッジに行くことができるようになりました。ハチジョウダカラとか採れたらいいな〜。オニダルマオコゼは・・・本当に沢山いるらしいので、うっかり踏み抜いたりしないよう十分に気をつけていきましょうw

予想外の収穫に大満足してホテルを後にし、アメリカンビレッジへ。初めて行きましたが結構楽しいとこですね。事前の下調べでは行きたいご飯屋さんが多すぎて迷っちゃったので、次回はこの近くのホテルに泊まるといいかもです。

カフェラテ
ランチプレート
Vongo & Anchorにて。カフェラテがとても美味しかった

 

クリスマスランドのサンタ

クリスマスランドは日本のとは全くセンスが違っててグッズ選びが楽しかった

 

そろそろ空港に向けて移動の時間というところで疲れと眠気が最高潮に。なんせ毎朝暗いうちから貝拾いをして日中もフル稼働ですからね〜・・・二人で行く時のレンタカーは慣れたガソリン車に限ります。交代要員大事!

締めにウミカジテラスに寄りたかったんですが、時間がなかったので島を一周して終わり。今度こそ行きたいですね〜ねぇ奥さん(チラッ
せっかく二人で行くのだからと調べてたらアコヤガイからの真珠取り出し体験なるものを見つけていたのですごく行きたかったのですが・・・まあ次回ということで。

帰りの飛行機は離陸前から爆睡したおかげで成田からの運転には支障なかったのでした。よかったよかった。しかし現地の気温2℃とアナウンスがあった時の機内のどよめきは面白かったです。あぁ〜・・・帰ってきてしまった。寒い・・・沖縄に移住したい・・・。

今回のお気に入りを濃縮

今回のお気に入りを濃縮

 

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