2019.5.2 令和元年初拾い(その2)

令和の初拾い2日目。ちょっと肩透かしが多かったので分量は少なめ。結論から言うと、A&W浜のポテンシャルすげえ!って感じでしたね。あと前日熊手を買いました。クマデビュー戦です。

 

 

恒例のJポイントへ。基本的に毎回大量のサンゴ礫が上がってて何かしら良品を得ていた浜でしたが、今日に限ってはサンゴ礫がほぼないという状態で途方にくれることに。探そうにも・・・浮遊ゴミばっかり。せっかく買った熊手も、枯葉が刺さりまくっていちいち外すのがだるいという状態です。台風早く来い〜。

ホシダカラ幼貝×2、ヤクシマダカラ(成貝×1、幼貝×1)、タルダカラ、アミメダカラ、クチムラサキダカラ、マメシボリダカラ×2、ヒロクチダカラ、リュウキュウダカラ×4、ハナマルユキ、ツマムラサキメダカラ
タルダカラ、最小更新。44.1mm
アミメダカラ、最小更新。33.4mm
それでもしっかりホシダカラの幼貝が上がってることから、ここはやはりホシダカラが強いようです。リュウキュウダカラは今回は磨耗ばっかりでしたが、引き続き期待していきましょう。

タカラガイ以外: ナツモモ?、クチベニオトメフデ、シイノミガイ類、カサガイ類?

ジュセイラのストラップ

移動の途中で立ち寄った道の駅で、貝の展示販売をやってました。横須賀から来てる方だそうです。貝話が弾みますねぇ!

普段は貝を買うことはしないのですが、かなり大きなジュセイラのストラップが売っていたので、これだけはいいじゃないと購入。もしかしたら関東方面ふらついてたら会えるかもしれませんね笑

お次は北部の岬近くの浜へ向かうことに。前回行ったのいつだっけ・・・それくらい行ってませんね。なんというか・・・未だにどこをどう探せばいいのかも分かってないような感じです。どうしても収穫が渋いので足が遠のいてしまいます。

今回も渋い・・・というか貝自体非常に少なかったです。辛うじてハナビラダカラの最大更新を狙ってわらしべ長者してました。あと、貝の代わりにイシガキフグの棘が多く見られました。どっかで打ち上がってバラけたのかな・・・。

岬近くの浜もすぐに見終わったので、ついでにAビーチへ。広くて時間がかかるので、ここに来るなら午後はあまり時間ないだろうなーと思ってましたが・・・なにかのイベントで、子供達が倒木を引きずってどこかへ運ぼうとしているとこに遭遇。浜は貝がほとんどなく、掃貝も相当足早になってしまいました。まあシラタマを狙えばワンチャンあったかもしれませんが、それやるなら近未来的ビーチみたいにもっと良いポイントがあると思うんです・・・猫も杓子もシラタマじゃあきりがないですしね。

チリメンダカラ

結局かなり奥までざざーっと歩いてこのチリメンダカラ1個を見たのみ。光沢はこれまででも最高なのですが、前端に破損が泣

Aビーチの探索を終えた時点でお昼過ぎ。時間は余りあるので、さてどうしたものか・・・新規開拓もしたいですが、今日の成果がイマイチしょぼいので何か欲しいなと思い、結局A&W浜に行くことに。
前日と違って晴れの休日。午前のうちにそれなりに拾われてるだろうなーと予想。それなら・・・掘るしかないでしょう!熊手くんフル活用!
熊手、なかなか掘りやすいですね。全然疲れません。自然と前より掘る範囲が広くなったおかげで、どの辺を掘ればいいのかが分かってきました。やっぱ闇雲に掘ってちゃダメですね。

タカラガイ(中〜小型): イボダカラ、ヒロクチダカラ、リュウキュウダカラ亜成貝(幼時に点列。この形状、歯の細かさで他はありえない)、チドリダカラ、ヨツメダカラ×7、マメシボリダカラ、リュウキュウダカラ、ナツメモドキ

タカラガイ(微小): ツマムラサキメダカラ×19、ヒナメダカラ×6、ゴマフダカラ×3、コゲチドリダカラ、サバダカラ、ナツメモドキ幼貝

タカラガイ以外(大〜中型): イボシマイモ、ナガサラサミナシ、キヌカツギイモ、ヤナギシボリイモ、ナガシマイモ、クチムラサキオキニシ×2、ルカオキニシ?、ジュドウマクラ、ヒシヨウラク、ムカシタモト、リスガイ

タカラガイ以外(小型): フチヌイフデ、チリメンイモフデ、クチベニオトメフデ、キツネフデ?、ツノイロチョウチンフデ、キバフデ、チヂミハマヅト×2、不明イモガイ、ユキゲイモ、ツノクダマキ×2、ヒレツノクダマキ(3個並んだうちの中央)、ムシロタケ、バライロレイシダマシ、スミレダマ、不明、コオニノツノガイ、不明 クチビルノシガイ
この小型連中が一番ツボでしたね。特にチリメンイモフデはかなりの良品です。ツノイロチョウチンフデも状態良し。サンゴ礫掘っての収穫で期待されるのは本来こういうものなのだと納得。
あと、右下の不明のうち真ん中はコオニノツノガイでした。今まで見てきたコオニノツノガイはみな螺層が彩色されず単調な個体ばかりでしたが、どうやら下記リンクのような彩色される個体もいるようです。あまりに見慣れないのでクダマキガイ科かと思っていました。



タカラガイ以外(微小): シラタマガイ類×158、バラフシラタマ
シラタマでシラタマを作る遊び。バラフシラタマは今までで一番色が濃いかも。

表面はからっきしでしたが、掘ってれば何かしらは出てくるといった感じでした。驚いたのは最後の最後。上げ潮の波打ち際を見ていたら、埋まってたのが波で洗い出されたらしいスイジガイの一部が見えたので、なんの気もなしに掘ってみたらまさかの完品。

スイジガイ

指状突起は伸びきっていませんが、これはお持ち帰りです。

あらかた掘り尽くしたので気分良く浜を離脱。これで終わりでもよかったのですが、日暮れまでまだ多少あったので、ちょっとだけ新規開拓。A&W浜や近未来的ビーチと似たような界隈なので何かしら拾えるだろうと思ってましたが、長い浜を延々歩いて坊主。実績のあるポイントってすごいんだなぁと改めて実感しました。

前日イザリに行こうとして寝落ちしたので、今夜こそ行こうと準備。飲み物もノンアルビールで済ませ、仮眠は起きられないからとなし。
しっかし、満を持して出発して沖縄中部まで南下してきたところでフロントガラスを叩く雨・・・慌てて雨雲レーダーを見ると、ちょうど潮の引く時間帯のみを直撃する雨雲orz
翌朝10時台の飛行機なので、以降余計な行動はなし。そんなわけで、この遠征の採集は終了したのでした。

台風直後みたいな華やかさはさすがにないにしても、概ね満足のいく収穫を得ることができました。A&W浜のサンゴ礫の掘り方もわかったことですし、今後の弾みとなりそうです。

コメントを書く