2018.8.30-31 渡嘉敷島遠征

大変長らくお待たせしました〜。運動会の準備と、後述のあいぽん水没で動けない状態が続いて更新が遅くなってました。
ムラクモダカラの完品や、あわよくばハラダカラなんかを拾えないかと画策した渡嘉敷島遠征です。今思えば、こいつらを探すなら海が荒れた後の方が良かったですね~。

 

2018.8.30 U浜水面移動
人が多いとこだと監視員もいて面倒かなと思って、ここを選定。だーれもいません。気が楽です。
浜の打ち上げはからっきしでしたが、潜ると意外と生体がいました。マガキガイだらけ。こいつら全部持って帰って今夜のつまみにしたろか。面倒だからやめときましたが。
つまみにするなら新しいやつをということで、幾つか見かけたオニノツノガイをお持ち帰り。
あと、指状突起の立派なクモガイ。
肝心のタカラガイですが、相変わらずぼっち水面移動では収穫が渋いです。多分ポイントの選定が悪いのと、転石量が少ないんでしょうね。オフ貝で自己採集できた時くらいコンスタントに転石できれば、あるいは。結局見つけたのは、干潮を狙って出撃したリーフエッジ付近のハナマルユキだけでした。

収穫です。

U浜水面移動の収穫

クモガイ生、オニノツノガイ生、アンボンクロザメ生、キバタケ、ロウソクガイ、ハナマルユキ生×2、イナヅマタイコ
クモガイ、輸送中に一部突起の先が若干破損してしまい萎え。若い個体は突起の内部がまだ中空で脆いから注意しないとですね。ロウソクガイは思ったよりきれいになってよかったです。ただ、成貝になると模様がほとんど消えてしまうのが残念。

N浜打ち上げ採集
その後、ちょっと気になる地形があって見に行こうと思って降りた浜。意外なほど打ち上げが優秀でした。

 

面白いようにレパートリーが増えるので状態問わず何種類いけるか試してみたり。 この後日が暮れるまで続けたのと一応最後に選別はしたので、ついったの写真よりちょっと増えてたりリリースがあったりします。

 

U浜打ち上げ採集

タカラガイ:
タルダカラ、アミメダカラ×2、ヒメホシダカラ×2(うち亜成貝1)、クチムラサキダカラ×3、エダカラ×2、スソヨツメダカラ、ハナビラダカラ×2、チリメンダカラ×7、イボダカラ×3、リュウキュウダカラ×2、サバダカラ×2、アヤメダカラ、キイロダカラ、ナツメモドキ、ウキダカラ、サメダカラ、ヤナギシボリダカラ、チドリダカラ×2、コゲチドリダカラ、メノウチドリダカラ、ツマムラサキメダカラ、ハチジョウダカラ幼貝
イボダカラ、最小タイ。14.3mm

タカラガイ以外: イボソデ、メノウイモモドキ、コリーフデ破片?、マルフデ
チョウセンフデと思いきやマルフデという事実。まあいい。あと、ベッコウフデだと思ってた破片はよく見ると螺肋が全然強くないので、色合い的にもコリーフデではないかなーと。どうでしょうね。

 

タルダカラ

タルダカラは今までで一番綺麗かも。それでも腹面におなじみ謎のリング状の汚れがあるしまだまだです。

 

アミメダカラ

アミメダカラの模様残りは初めて。いつになったら綺麗なのを拾えるのやら。

 

チドリダカラ?

チドリダカラとしているこの子。ずいぶん前後端が突き出る感じで、テツアキチドリチックです。多分チドリの若い個体なんでしょうけど・・・。

日も暮れたので宿に移動。ご飯が美味しそうとただそれだけを理由に選んだちんぐしさんです。なんか語弊のある言い回しに見えますが、実際めちゃ美味かったから問題無しw メインのマース煮の写真撮り忘れたなorz

 

ちんぐしの味噌汁

鰹で出汁をとる・・・なんてまだるっこしいことせずに直接鰹節をぶちこむスタイル。良い。そしてうまい。

 

今回も新しい肉抜き方法にチャレンジ。クモガイは素直に抜けてくれませんでしたが、オニノツノガイはこの通り。
気になるお味ですが、オニノツノガイは至って温和。砂地マンらしく砂を噛んでるのが玉に瑕ですね。そしてクモガイですが、この個体は辛味を感じました。まさかのロシアンルーレット。カコボラじゃあるまいし・・・。これで殻も硬くて割れないとあってはかなり厳しいです。

2018.8.31 N浜水面移動
昨日打ち上げが優秀だったN浜で潜ることに。
到着してみると、波がU浜より明らかに強くて腰が引け気味に。まあでも全く泳げないほどでもないので、岸寄りの浅瀬だけ見ようと出撃。割とすぐに深くなり、直下に打ち上げと同じサンゴ礫が溜まっている感じ。しかし、貝はそこに混ざっていません。うーん。
結果、この後いくらか転石を試みるも大した収穫はなし。打ち上げ場所、産地にあらず。。。あとあいぽんと一緒にシュノーケリングしてたのに30分あまり経ってから気づきました。今回はさすがに無理。無事死亡ですorz

 

キイロツノマタモドキ

エゾバイ科かな?特徴ある方だと思うんだけど分かりません。結局この2匹だけ。
2018.12.23 追記
キイロツノマタモドキかな。

水中での坊主っぷりとあいぽん喪失で完全に嫌気がさしたので打ち上げ採集に移行。昨日よりも細かい貝を見てやろうと超丁寧に掃貝。当然シラタマ祭りとなった他、昨日見落としていた良品も幾つか回収です。

N浜の収穫(タカラガイ)

タカラガイ普通サイズ: ハチジョウダカラ幼貝、クチムラサキダカラ幼貝、アリソンエダカラ、エダカラ、スソヨツメダカラ、サメダカラ×2、リュウキュウダカラ×8( 最大更新22.0mm)、マメシボリダカラ×4、クロダカラ×2、シボリダカラ、イボダカラ×3、アヤメダカラ×2、カモンダカラ亜成貝、ナツメモドキ(最小タイ)、ハナビラダカラ×2(最小更新12.5mm)、キイロダカラ、カミスジダカラ、チドリダカラ×3、コゲチドリダカラ(最小更新12.7mmただし前後端欠け)、サバダカラ×3、ニセサバダカラ×2、ホンサバダカラ×4

 

スソヨツメダカラ、ホンサバダカラ

スソヨツメダカラの模様残りはやっぱりいいですね。艶があれば完璧なんですが。あと非常によくロストレートしたホンサバダカラ。よく拾えるのは擦れて丸くなってるんだろうな。

 

不純物入りシラタマ祭り

タカラガイ小型、微小貝: シラタマガイ類×196、バラフシラタマ×2、ヤナギシボリダカラ幼貝、ツマムラサキメダカラ×10、ツマベニメダカラ×2、ヒナメダカラ×2、ゴマフダカラ×3

 

ヒナメダカラ、ゴマフダカラ、バラフシラタマ

ヒナメダカラとゴマフダカラは前より模様が残ったものを拾えました。不貞腐れてシラタマ祭りしてたからこそ拾えたといったとこでしょうか。バラフシラタマも初めて。普通のより一回り小さいんですね。

 

ホソタガヤサンミナシ他

その他: ホソタガヤサンミナシ、イモフデ×2、ニシキアマオブネ、アマオブネガイ科
ホソタガヤサンミナシは、なんでこんなもん見逃してたんだよって感じですね。浜ではツボイモやなんかかと思ってました。

海から上がってかなり長時間貝拾いしてたので、水着もほぼ乾いてくれました。荷物が軽くなって助かります。あいぽんも乾いて復活しろやorz

HJIS打ち上げ採集
シャワーに着替え、昼食を済ませて帰ろうとするも、フェリーの時間まで中途半端。ということで、目をつけていたものの道が通じているか分かっていなかったHJISへ。海水浴客がちらほら。すぐ近くのビーチの喧騒を逃れてのことでしょうか。
見た感じあまり新鮮なものが上がっているように見えず、メノウチドリなど目立つものを少しだけ回収。一番奥まで行って、念のため上の方の打ち上げラインを確認したところ、そこそこ綺麗なタルダカラを発見。俄然やる気が出て、大物狙いに切り替え。

 

HJISの収穫

タルダカラ、アミメダカラ×2、メノウチドリダカラ×2、チリメンダカラ、不明幼貝、ツマムラサキメダカラ、ホンサバダカラ、コゲフデ オキナフデ、ホソタガヤサンミナシ、ニセイボシマイモ、ハタガイ、フデガイ科 フチヌイフデ
多くはないですが、短時間でこれなら十分満足。特にコゲフデ オキナフデは嬉しいですね。
2018.10.14追記
  コゲフデ → オキナフデ
  フデガイ科 → フチヌイフデ

 

渡嘉志久ビーチを望む

あいぽん水没の衝撃がでかすぎて良品拾った感動やら色々飛んでしまってますが、いい感じに離島で夏休みを満喫できました。ただ降りられる浜が少ないので、あまり長期滞在には向かないか。一つの浜に丸1日かけて3ヶ所、3日がいいとこですね。次に来る時はそんなことも頭に入れてスケジュール組んでみましょう。
あとあいぽん水着のポケットに入れない。これ大事。

以上、渡嘉敷島採集記でした〜
さっさと10月頭の沖縄の記事書きますね!

 

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