白貝が店頭に並ぶたびに念の為チェックしていたらサラガイが混ざっていたので、比較をば。

なんか今回のは輪肋が弱くて平滑だぞと。アラスジサラガイを同定するにあたって特徴を整理しておいたのが功を奏しました。しかしまあ・・・知らなきゃ違いが全然分かりませんよ。流通上区別する必要も無さそうですしね。


サラガイはアラスジサラガイよりも腹縁中央部が突出しています。また、アラスジサラガイでは強い輪肋が規則的に出るのに対し、サラガイでは弱い輪肋が不規則に出るのみで、全体により平滑に近いです。クラック状の模様もアラスジサラガイでは周縁部のみに見られるのに対し、サラガイでは全体的に分布しているという違いがありますね。
・・・とはいったものの、今回3個のうち1個は明らかにサラガイと同定できましたが、残り2個は輪肋が微妙に強めに見えたり、腹縁の張り出し具合が弱く見えたりで正直すぐには自信を持てませんでした。サラガイはどうやら個体差が大きいようで、腹縁の張り出し、輪肋の強さ、クラック状の模様と総合的に判断しなければいけないようです。あと光の加減によってもものすごい印象が変わって見えてしまうので要注意。






一応内側や軟体を素人ながら比較してみましたが、軟体には視覚的な違いは無いように見えます。きちんと解剖しないとダメですね。なお、殻の内側の彩色や套線湾入については、サンプルが少な過ぎではありますが、前評判通り明確な違いを認めることはできませんでした。
味噌汁にしてみましたが、味については全く差が無かったので料理写真などは割愛。まあ当然か。
というわけで、白貝として流通する二枚貝のうち2種類について識別できるようになったというお話でした。ベニサラガイは今のところ地元では見かけていませんが、今後も白貝に混ざっていないかチェックしていきたいと思います。
皆さんも白貝が売ってたら2種類混ざっていないか見分けるのにチャレンジしてみてくださいね。では〜