新婚旅行の貝拾いその2です。
その1はこちら。
10/11
この日も雨こそ降っていないものの、朝はどんより。なかなか南国の日差しと青い海を堪能させてくれません。分かっちゃいましたが焦らされます。
バイキングの朝食を軽めに済ませていざ出発。こういうツアーでウェットを着ないなんてことはまず無いのですが、もしこのくそ寒いのにウェット無しだったらどうしようなどという心配をしていたのでした。まあ奥さんの手前気にしちゃいますし。杞憂に終わってよかったです。
北西からの風が強いために風裏になる島の南側エリアでしか潜ることができないそうで、ほぼ全部の業者の船が1箇所に集まっていました。エントリーすると・・・思った通り海中は暖かいです。海上の強風さえ何とかなれば快適ですね。風でどんどん流されるので定期的に位置確認をしながら暫し海中散歩に興じます。
奥さんはまともに泳いだ経験がほとんど無かったので、しばらくはそばで泳ぎのレクチャー。やたら遅いので動きを観察すると、どうやらバタ足の際に足が空中に出てしまっている様子。普通の水泳ならそれでもまあ大丈夫?ですが、せっかくのフィンの性能を最大限に活かしたいところ。それにはフィン君には水中から出ずに水を蹴ってもらいます。そんなんで合ってるかどうか・・・有識者に怒られたらやですが、とりあえず遊泳速度が劇的に改善して奥さんもより楽しめるようになった様子。しかし・・・見違えるもんですね。ほんの数分前までは付いてくるのでやっとだったのが、もう自由自在です。
僕も一安心したので、潜水の方に集中。海面から観察していると、珊瑚礁と砂地の境界辺りには案の定貝の這った跡が。その先に目を向けるとタケノコガイか・・・はたまたリュウキュウタケか・・・。持ち帰りはせずとも捕獲を試みましたが、ちょっと深過ぎて断念しました。
その後も魚や珊瑚を適宜楽しみつつ海底に目を配っていると、一瞬キラリ光るものが。タカラガイ!しかも大きい!!!これは絶対採るぞと頑張って潜水。ダイビング経験のおかげで耳抜きができるようになっていたのが幸いでした。浮上して握りしめた手を開きます。うん、FD!ああなんだヤクシマダカラか・・・と思い少しだけ落胆。でも念のために螺塔をチェックすると、明瞭な黒斑。何と、ホソヤクシマダカラ!!!!!
それなりのレアものと分かってからはもう手の中の貝1個を落とさないことだけに必死だったのでした。
ツアーも終わり無事にホテルに帰還。ここまで写真ゼロの駄文ばかりで申し訳ありません・・・水中カメラなぞ持っていなかったので。ようやくじっくりと写真を撮ることができました。
FDっつったら死肉が残っている可能性もワンチャンありましたが、そんなこともなかったのはとても幸運でした。いや〜・・・ぶっちゃけろくに貝拾い行けないだろうしと思っていたので、このシュノーケリング1回で大金星を上げられて一人既に大満足です。
・・・おっと奥さんのことも忘れちゃだめですね。午後も遊びに行きたいのですから。
まずは島野菜カフェ Re:Hellow BEACHさんでお昼ご飯。待ち時間中には少し晴れ間も覗いて綺麗な海を写真に収めることができました。
せっかく晴れたのだからと川平湾のリベンジに・・・しかしこちらは相変わらずのぐずついた空模様。どうも北西の季節風のせいで島の北側は期間中ずっとこんな感じだったようです。島の南側では鳴りを潜めていた風も復活。
その後は夕日でも見られないかと島の北東はサンセットビーチを目指しましたが、海が荒れているために立ち入り禁止ですごすごと撤退。代わりにすぐ近くの久宇良の浜には入ることができました。
貝は・・・ほとんどありませんでした。2016年にサンセットビーチに来た時もそうだったな。
10/12
この日は期間中でも最も天気が崩れる予報になっていたので屋外アクティビティ系は入れずに吹きガラスをやろうとしていたのですが、電話した時点で15日まで予約が埋まっているとのことで断念。これも奥さんがすごくやりたかったことなので可哀想でした・・・まあまた沖縄行こうね〜。
そんなわけで1日ゆったりすることに。朝食のバイキングを済ませてからはひたすらダラダラし、いつの間にかお昼もまわったので、2016年にも利用したANAインターコンチネンタル向かいの鮨人さんで昼食。別にめっちゃ良いお店ってわけでもないんですが、何となく雑に回転寿司で食いたくなる瞬間ってありません?
ご飯の後はユーグレナモールでお土産探し。気になっていた市場ですが、朝イチで行かないと良いものはみんな売り切れてしまいようです。まあそりゃそうか。
一旦宿に戻り、着替えて気になっていたホテルのプールに。天気悪いし同じことを考える家族連れは多いので貸切とはいきませんでしたが、久しぶりに滑り台などを楽しむことができました。あとここでも奥さんにフィンキックのレク。
泳いだ後は奥さんが頭痛で動けなくなったので休んでもらい、その間に電信屋跡に。あうるの森さんの貝拾い記録を見ている中で一番行きたかったスポットです。レンタカー屋でアクセスルートが非常に悪いと脅されたので最寄りに停めて歩きましたが、どうやらそこまで恐れるほどでもなさそうでした。ただ何も考えずに真っ直ぐ運転して行ったら車の下部を擦りそうというのはそうでしたね。
浜に降りて左に目を向けると、こんなどん詰まりで誰もいないのかと思いきや結婚式の写真撮影中。そちらは後で見るとして反対側を歩き始めます。石垣島としては珍しくはっきりとした打ち上げ帯に興奮もひとしおです。
ヤキイモは今までオンボロでそれと判別できるかも微妙な個体しか見たことがなかったので嬉しいです。ヒラマキイモと似てて図鑑だけじゃ区別できていませんでしたが、茶褐色の斑紋の入り方も色味も全く異なりますね。
そして、この浜の一番の収穫が。
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ほんっとうにこいつは落ちてる数の割に綺麗なのが拾えないですよね・・・。Asaさん曰く、リーフの島では見かけないんだとか。ちょっと泥っぽいようなとこがいいのかな。
南方型だなんて・・・そろそろ沼に片足突っ込んだ気がします。にしても、石垣はミノムシガイ科が多い気がしますね。フデガイ科が全然いないな・・・。
とまあ、短時間でしたがそれなりに沢山拾えて楽しくなってしまい少し遅れて帰着。奥さんにちょっと怒られちゃいました。そりゃそーだ・・・ごめんなさいorz
夕食はA&Wでバーガーをテイクアウト。沖縄に来ると無性に食べたくなります。奥さんも気に入ってくれました。
軽めの夕食だったのでそのままホテルのデイゴさんでお洒落にカクテルをいただきます。BARの利用は初めてだったり。短時間でしたが、雰囲気くらいは味わうことができました。
いやー、ほとんど自由に行動できない割には1日に1回スマッシュヒットが出てくれますね。特に電信屋跡はポテンシャルを感じました。また石垣島に来ることがあれば必ず行きたいです。そういえばもう1ヶ所行きたい浜がありましたね・・・どうにも具体的な位置やアプローチ方法がぼかして紹介されていて旅行までに特定できていなかったのですが、書いている今になって位置はおおよそ特定できました。降り口は不明なのですが、地形図的には崖を回避して浜に下降できそうな場所は限られるようなので、現地に行けば分かるとみてよさそうです。大きめの貝もごろごろ拾えるようなので、もし次回石垣島に来ることがあればぜひチャレンジしてみたいところです。
その3に続く〜