コロナで全然沖縄に行けてなかったので、ここらで一発。
8/15
駐車場がターミナルから遠くて間に合うか不安でしたが、何とか間に合って飛行機に搭乗。ガラッガラでした。いつもこうだといいな。
深夜に那覇空港に降り立ち、レンタカーを確保。ちょっと行き違ってしまい、送迎なしと勘違いして自分で店舗まで行ってしまったのでした。店舗が閉まってるようにしか見えなくて、この暑いなか立ち往生!?!?!?ってビビってました。店員さんご迷惑をおかけしました。。。
夕食がまだで死ぬほどお腹が空いてたので、近くにあったA&Wでテイクアウト。ここで買ったコーラとカフェラテ、それから飛行機で十分に寝たおかげか、久しぶりに途中で力尽きずにホテルまでたどり着くことができたのでした。
まずは・・・朝イチでA&W浜です。この遠征の本命であり試金石でもあります。浜の様子は・・・盛夏で荒れてなかったこともあり、特に奥の方はサンゴ礫がほぼない(砂に埋もれている?)様子。まあここまでは織り込み済みです。波打ち際をざっと見てから手前側のサンゴ礫を掘ります。上の方は古い貝ばかりでしたが、波打ち際に近い一角のサンゴ礫からはちょいちょい良いのが出てくれました。
A&W浜の収穫(タカラガイ中型): イボダカラ、ヒメホシダカラ幼貝、マメシボリダカラ、ヒロクチダカラ幼貝、メノウチドリダカラ、コゲチドリダカラ
イボダカラは結構でかいんですが、最大更新はならず。
A&W浜の収穫(タカラガイ小型): ツマムラサキメダカラ、アジロダカラ、カバホシダカラ、ウキダカラ幼貝、ゴマフダカラ×6、カミスジダカラ、ホンサバダカラ×3、サバダカラ亜成貝、ヒナメダカラ×5、エダカラ幼貝?、ナツメモドキ幼貝
ツマムラサキメダカラ、最大更新。15.8mm
サバダカラ、最小更新。9.5mm
ここでカバホシダカラとは。珍しいです。
A&W浜の収穫(タカラガイ以外中型): ヤセイモ、イチョウガイ、フトスジムカシタモト、キツネフデ?、ツノクダマキ
キツネフデ?は今までで一番まともなものを拾えました。でもまだまだですね〜・・・というかキツネフデで合ってるのでしょうか。この辺りは難しいです。
A&W浜の収穫(タカラガイ以外小型): ショウジョウラ、ネジマガキ幼貝、ニヨリムカシタモト、トラフクダマキ、イトマキフデ、チリメンイモフデ、コベニフデ、アラゴマフダマ、イササボラ
ショウジョウラもイトマキフデも十分に嬉しい拾い物ですが、ここはやっぱり初物で好物のニヨリムカシタモトですね。殻口内唇が明瞭に「中央を除いて」彩色されるのが特徴です。
A&W浜の収穫(タカラガイ以外微小): シラタマガイ類×76、バラフシラタマ
時間ギリギリでホテルに戻って朝食をかっ込み、お次は水面移動・・・といっても狙いはハチジョウダカラなのでむしろ泳ぎは不要なのですが。一路Hポイントを目指します。最近行ってませんでしたが、久しぶりに浜に立って沖を見てみると、リーフエッジからの釣りが楽しそうだなーと思えたのでした。実際釣り人もちらほら。
で、肝心のハチジョウダカラはといえば。
Hポイントの収穫: リュウキュウアオイ、キイロイガレイシ
初のハート貝。割れてるとか言わない。
かなり頑張って大きい岩の下を見て回ったのですが、残念ながら見つからず。やや失意に支配されつつも、気を取り直してJポイントへ。ここは大物ポイントですが・・・今日は微妙な様子。大きい貝があまり見当たりません。期待できなさそうなのでサクサクと見てまわります。
Jポイントの収穫(タカラガイ): リュウキュウダカラ、サバダカラ、ゴマフダカラ
相変わらずリュウキュウダカラの質だけはめちゃめちゃいいです。他だとアイボリーな地色も色帯も全部消えてますもんね。毎度忘れてしまうのですが、次はリュウキュウダカラを狙ってここで泳いでみたいものです。
Jポイントの収穫(タカラガイ以外大型): スイジガイ幼貝、タガヤサンミナシ
大物ポイントらしさはこの程度でした。
Jポイントの収穫(タカラガイ以外中〜小型): 不明マクラガイ科、不明タマガイ科、ハナキサゴ
磨耗したヒナマクラに見えなくもないんですが、ヒナマクラって殻口内部は白色ですよね・・・。困った時のサツマビナ?笑
Jポイントの収穫(タカラガイ以外微小): シラタマガイ類×21、ヒメシロオビモモイロオトメ
体層の白帯の両側に赤い細線が入るとこなど、kudamaki図鑑で一致です。
15日最後は近未来的ビーチ。暑いと集中できないので夕暮れ時に来るのが最近のセオリーです。細かい貝なら朝イチ狙わずとも残ってますしね。ただ海水浴シーズン真っ盛り・・・子供達の「あの人何やってるの〜???」などといった容赦ない声を聞かなかったことにしつつ不審者全開でシラタマを漁ります。
近未来的ビーチの収穫(タカラガイ): ヒロクチダカラ、カノコダカラ、ヨツメダカラ、マメシボリダカラ、ウキダカラ×3、アジロダカラ、ゴマフダカラ×4、キイロダカラ幼貝?
ゴマフダカラ、最小更新。8.2mm
近未来的ビーチの収穫(タカラガイ以外小型): キイロカニモリ、イチョウガイ幼貝、コリーフデ?、Nebularia amaura?、チリメンイモフデ、ヒメイモフデ×2、クチベニオトメフデ幼貝、クリイロナワメグルマ、ヒメミツカドボラ、不明マクラガイ科、ウネシロレイシダマシ、不明ニシキウズガイ科×2、不明フデガイ科
イチョウガイは幼貝ながらほぼ完品です。おそらくサンドポンプものならこれが限界か。成貝は・・・台風に期待しなきゃですね〜。
近未来的ビーチの収穫(タカラガイ以外微小): シラタマガイ類×432、コシラタマ×17
近未来的ビーチの収穫(タカラガイ以外微小、ウミウサギ系): ツマニケボリ×3、ムラクモコダマウサギ×3、テンロクケボリ?×5
お馴染みの面子ですね。ムラクモコダマウサギが綺麗です。
近未来的ビーチの収穫(タカラガイ以外微小、色付きシラタマ、その他): オレンジシラタマ×2、バラフシラタマ×3、キジビキガイ?×2、不明タマガイ科、不明、キリオレ系、マキスジコミミガイ
暗くなるまで貝を拾い倒して一休みし、21時ごろになってようやく晩御飯。本当毎回沖縄っぽいもの食わんやつですね・・・笑
8/16
弾丸遠征2日目はSKTからスタートです。ただここは荒れた後でないと期待できないのでチラ見程度。案の定坊主。
予定調和気味にA&W浜へ逃げ込みます。昨日の今日で遷移があるとしたら波打ち際だけなので、波打ち際を徹底的に掃貝。
A&W浜の収穫: ムラサキジュドウマクラ?、マクラソデ、ネジマガキ幼貝、シノマキ、ヘコミマクラ、カタベガイダマシ、カノコダカラ、サバダカラ、ホンサバダカラ、シラタマガイ類×2
ホンサバダカラ、最小更新。8.6mm
さて、この時点でもまだ早朝。ホテルで朝食をとりつついつもの遠征の気分になりそうでしたが、今回は直後に三宅島遠征が控えているのであまり無茶はできないのでした。釣り道具の調達も必要ですし、羽田に戻って即荷物の組み替えができないと乗船時刻に間に合わないので、悠長に貝拾いを詰め込みすぎると詰むんです^^; 友人の分まで乗船券を持ってたのでそりゃもう必死でした。
そんなわけで最後の1ヶ所をどこにするか熟考した結果、ハナマル岬に行くことに決定。最近めぼしい成果を上げられてませんでしたが、探し方が分かってきたので、あとはどれだけ丹念に掃貝できるかだと思ってたのです。
この考えでやはり合ってたようで、リーフエッジの探索も最小限にして細かい貝溜まりをいくつもハシゴし、薄〜い打ち上げ帯も全て掻いてまわってたところ
ここ最近の傾向に違わず少ない打ち上げから得られるものは乏しかったのですが、この1個で全てぶっ飛ばしましたよ!!!!!
ちなみに生体の方はハナマルユキをちらほら見かけたくらいで持ち帰りはなし。
ハナマル岬の収穫: ハナビラダカラ亜成貝、チリメンダカラ、不明幼貝、フイリチドリダカラ
残念ながらFDとまではいきませんが、色が残ってると美しさが別格ですね。恐竜の卵感もマシマシです。年1個出るかどうかの貝、FDと言わずとも美品を拾えるまで相当長いことかかるものと覚悟してましたが、初拾いから1年以内での達成となりました。
興奮冷めやらずハナマル岬のさらに広範囲を探したくなりましたが、タイムアップで撤収。その後は衣類と水着の洗濯、乾燥、三宅島用の釣り具と餌の購入、乗船票の印刷、羽田到着時の荷物編成組み替えを想定した荷造り、あとこんだけ走り回り、しかも暑くてちょっと海水浴までしたとあってベッタベタだったのでシャワーも浴びたかったので瀬長島ホテルで入浴。これだけを2, 3時間で全てこなすためにコインランドリーやコンビニ、釣具屋、瀬長島ホテルの位置関係を調べまくっておいてよかった。次回以降も使える遺産になりますね〜。
これ、結果だけ見ると沖縄深夜入り→フイリチドリダカラ確保→温泉でまったり→ワンクラス上の飛行機の席でまったり(たまたま)の流れが完全にvirolさんで笑ってました。全て偶然ですが・・・海に入った後に使える温泉を確保できたのが収穫でしたね。あとは毎回フイリを確保する眼力を身につけなければ・・・!
そんなわけで弾丸沖縄遠征でした。この記事を書いた時点で既に次の遠征にも行っているので、そちらも楽しみにしていただければと思います。では〜