2019.7.13 オフ貝(1日目)

去年から参加を始めたオフ貝に今年も参加してきました。以降3回に分けてまとめます。他の記事もたまってるけどこっち優先で。

 

 

今回はしつこくしつこく、しつこーくAsaさんに声をかけておいたので、Asaさんが一緒です。
懸念材料は天気。去年は梅雨明けが早かったので道中も現地でも汗だくでしたが、今年はとても過ごしやすい。潜るには寒そうです・・・。

この連休中に実家に用事があって移動方向が同じだったぺろっぷさんも一緒に乗っけて東京駅を出発。高速の入り口がさっぱり分からなくて2回も同じとこをぐるぐるしました。あんな目立たない案内だめでしょー。
ぺろっぷさんを送り届けた後は、串本に向けてひた走ります。そういえば超長距離運転で人を乗せるのは初めてか。色々改善点が見えた気がします。

30分ほど早めに集合場所に到着。一番乗りで、さすがにまだ誰もいません。去年はここからオゴクダを見に行ったりしましたが、今日はそこまでの時間はないか。
着替えたりひげをそったりしていると、軽トラでkudamakiさんが顔見せに来てくれました。いつも宿やゆんたく会場の手配をしてくださっており、ありがたい限りです。

その後、続々と参加者が集合。ハワイクチムラサキのMさんは腰を痛めてしまったそうで、痺れやら何やら辛そうでした。でもオフ貝にはしっかり参加。やっぱぶっ飛んでますよね(誉め言葉)
あさきちさんとも対面。タカラガイを始めるにあたって最初に買ったのが「日本のタカラガイ」という図鑑だったのですが、後ろのほうにあさきちさんの書かれた記事が載ってるんですよね。始めたてで右も左もわからないところから経験を積み重ねてタカラガイの生体を見つけられるようになっていく様、非常に参考になります。その後を追いかけられているかといえば、否なのですが。
今年は雉猫さんのオフ貝記事で頻繁に名前を目にする方が久しぶりにほぼ揃いました。@メダカラさんとは1年ぶりの再会。海岸ででかい石を持ち上げている怪しい人の目撃情報の当人たる不如帰さんは、先行して打ち上げ採集をされていたようです。トウカムリは羨ましかったですねー。大して荒れてもいないように思ってましたが、殊の外いい波が入っているようでした。今年の狙いは大物ですね。
最後に、出陣を告げる法螺貝の音と共にはるさ〜さんが到着。みんなで他人の振りをするのは通例です。

クマノコガイ
クマノコガイ

不如帰さんからクマノコガイの生体をいただきました。処理途中ですが。もしかして殻皮あるかな?

全員揃ったら打ち上げ・シュノーケル・ダイビングの3チームに分かれて出撃。とはいえ今年はかなり各々が自由に行動するスタイルのようでした。シュノーケル組も去年より人数少なめだったし、いつもはこんな感じなんでしょうね。
僕とAsaさんはシュノーケル組です。Asaさんは今回はウェーダーで参戦。わりとすぐに浸水して意味をなさなくなった模様です。僕はといえば、まだウェットスーツを入手していなかったので去年と同じくラッシュガード。しっかし、梅雨明けしてない串本の海の寒さはさすがにこたえました。去年は浅場なら海水がかなり暖まっていて、生体も濃くてよかったのですが、今年は寒くて探すどころじゃありませんでした。
結局二人してタカラガイの生体はゼロ。

ウラウズガイとキヌカツギイモをキープし、すごすごと撤退。ウェット買わなきゃ・・・。

潜りはこの装備だと厳しそうなので、kudamakiさんに連絡をとって打ち上げ組に合流。@メダカラさんもご一緒だったかな。既にベテラン2名の掃貝を経たオゴクダでしたが、小型の貝なら見つかるかもということでチマチマと掃貝。特にここの名産たるジュズダマダカラは確保したいところ。
そう思って始めるも、ジュズダマは姿を見せず・・・一通り上がってはいるものの、タカラガイ方面はこれはと思えるような決定打には欠けるまま時間が経過していきます。

13日のオゴクダの収穫です。

タカラガイ(大〜中型):ヤクシマダカラ(破片×1、幼貝×1)、タルダカラ破片、カバフダカラ破片、ハチジョウダカラ幼貝、ハナマルユキ、カノコダカラ×2、コモンダカラ、アヤメダカラ×2、シボリダカラ、ハナビラダカラ、オミナエシダカラ
アヤメダカラ、最大更新。25.5mm

タカラガイ(小型):スソムラサキダカラ破片、カモンダカラ、ツマムラサキメダカラ、アリソンエダカラ、チャイロキヌタ、ナシジダカラ、ヤナギシボリダカラ
アリソンエダカラ、最小更新。21.0mm
途中からタカラガイを何種類集められるかゲームと化していました。今回も中途半端に終わったので、正確ではありませんが・・・。

タカラガイ以外はそこそこ良かったですね。

タカラガイ以外(中型):シマイボボラ、アラレイモ、タツマキサザエ、クチムラサキオキニシ、オハグロオキニシ、イソバショウ、ナガサキニシキニナ、ヒラセトヨツ、ジュセイラ破片

タカラガイ以外(小型):ヤタテガイ、クロオトメ、アラレイモ、ヒメショクコウラ、アカイガレイシ、ミカンレイシ、不明ツクシガイ科?、ガクフイモ、マルフトコロ×2、フジツガイ科幼貝、テンロクケボリ、ムラクモコダマウサギ
ショクコウラ類やシマイボボラはここでも拾えるんですね。やっぱオゴクダはすごい。タツマキサザエも打ち上げとしてはかなり良い方です。ムラクモコダマウサギは前拾ったのよりはるかに模様がくっきり残っています。お気に入りの一品。

15時くらいになると雨が強くなってきたので、オゴクダ掃貝は切り上げることに。僕とAsaさんはOH下に行くことにしました。サンゴ礫が多く上がるので、サバ系など南方色の強い収穫が望めます。
浜に降りると、期待通り大量のサンゴ礫。時間はたっぷりあるので、細かい貝もきちんと見ていきます。普段なら行かないようなとこもチェック。

タカラガイ(大〜中型):ヤクシマダカラ、ホソヤクシマダカラ、カバフダカラ、ヒメホシダカラ破片、カノコダカラ×4、コモンダカラ(フリーク)、ホシキヌタ、クチムラサキダカラ
カノコダカラ、最大更新。32.8mm

タカラガイ(小型):カモンダカラ、ヤナギシボリダカラ、サメダカラ、チドリダカラ×2、クロダカラ×2、ウキダカラ、ニセサバダカラ、キイロダカラ幼貝×2

タカラガイ以外:ジュズカケサヤガタイモ、ヒシヨウラク×2、マメウサギ破片、シラタマガイ類×2

うーん、渋い。2人して得られた感想でした。Asaさんは僕よりもっと真面目に掃貝しているのでそこそこ小型ので良いのが出ていますが、僕はさらに厳しい・・・チドリ系、サバ系と出てはいるんですが・・・。

タイムアップとなったので宿に帰還。ちとスケジュールを勘違いしていて、短い休憩の後みんなでゆんたくの買い出しへ。kudamakiさんにウツボの皮の揚げ煮をリクエストしたところ、既に準備してくださってました。わかってますね。

会場に酒と食べ物がそろい、さっそく飲み食いではなくコレクションの品評会が始まります。さすがというべきか。
全員が揃うと改めて乾杯。長距離運転と水面移動、さらに打ち上げ採集と消耗しきっているので、酒の回りも早いです。それでも前半はややセーブしてゆんたくに積極的に参加。貝談が弾みます。

不如帰さんの生体。ライトアップが非常にいい雰囲気を醸し出しています。あとオフ貝参加2回目にしてついにやばいライトを拝むことができました。とんでもない明るさ・・・こりゃ海中でも余裕で照らせますね。

Mさんのコレクション。定番のハワイクチムラサキダカラにカワムラダカラ、キッコウダカラ、強い潮流にさらされて腹面が非常に広がったハチジョウダカラなど。その光沢に息をのむばかりです。あ、キリバス行きでハワイは通過点なので、ハワイ行きは次回以降の課題ということで!!!

今年のオフ貝の目的だったチドリ系の若い個体の見分け方。よく若い個体を採取しているvirolさんと、多分タカラガイの同定では一番強いあさきちさんに見てもらいました。
・・・結論から言うとよく分からんということだったのですが(この辺りでウツボ×ビールが捗りすぎて結構ぐでんぐでん)、詳細はAsaさんが良い感じにまとめてくださってるのでそちらを参照のこと〜。

この人たちは色の薄さと大き目なとこからチドリダカラでよさそう。もう1個、テツアキチドリかな?って結論になった子はオフ貝後に何処かへ消えてしまわれたので、まあ台風直後の沖縄で拾いましょうということで。

ついでに以前スソヨツメの最小としていた個体をあさきちさんに見てもらったところ、一発でメダカラ判定。そう言われてみるとめっちゃメダカラでした。色々修正しなきゃ・・・精進が足りないです^^;

1日目はそんな感じで過ぎていったのでした。部屋に戻った後ちょっとバグってしまいAsaさんに迷惑をかけてしまいましたが、致命的なやらかしをしてなくてよかった・・・初日の飲みは普段よりも意識してセーブしないとだめですね。

まとめ遅くなってしまってごめんなさい。溜まってる記事も書かなきゃですね。
2日目に続く〜

コメントを書く