キリバスのキリスィマスィ島で貝拾い・・・がしたい

お題「行きたい場所」

 

普段はお題なんてぜーったいに使わないんです。だって、普段書いてる"貝拾いの記録"なんてニッチな話題が一般的なお題にちょうど合致するわけもないですし。かすることはあるかもしれませんが。今回はいかにもお題にありそうだなと思ったらやっぱりあったので。


以前から海外で貝拾いをするならどこに行けばいいかなーと妄想していましたが、 とりあえず貝が無くとも行ってみたかったキリバスのキリスィマスィ島への旅行について皮算用してみたいと思います。

 

 

キリバスの基本情報

まずは位置です。どこにあるのか分からないと旅もできませんね。

・・・どこだよ!って感じですわな。中央付近の白っぽい筋が今回目指すキリバスのライン諸島、その中の最大の島がキリスィマスィ島です。北のほうにハワイが見えています。要するに太平洋のど真ん中です。羽田空港から現地のカシディー国際空港まで7500kmくらい。後述の経由地であるホノルルからでも2200kmあります。

キリスィマスィ島のタイムゾーンはUTC+14なので、日本との時差は5時間。イギリス行った時も大して問題なかったので、気にしないでいい範囲ですね。

北緯2度とかなのでほぼ赤道直下。当然暑いですが、海洋性の亜熱帯気候なのでそこまで極端に暑いわけじゃありません。年間を通じて26〜32℃くらいだそうです。まあ暑さよりは紫外線対策が重要で、帽子とサングラスは必須。日焼け止めも厚塗りして、かつ肌の露出を控える感じですね。ラッシュガード着てればいいか。

乾季は5〜10月で北東の風、雨季は11〜4月で強い西風だそうです。行くなら乾季がいいのかな。

特徴的な島の名前(クリスマス島)は、かつてジェームズ・クックがこの島に到達した時がちょうどクリスマスだったことに由来するそうです。

公用語はキリバス語と英語。英語が通じるようで、よかった。

キリバスへの行き方

ルートはホノルル経由とフィジー経由の2通りです。それぞれ費用と日程が大きく変わってくるので要検討です。

まずホノルル経由ですが、さすがはメジャーな観光地ハワイ。毎日便がありますし直行便もあります。だがハワイはあくまで経由地。ホノルルからカシディーへの便は

この通り週1便。ホノルル→カシディーは火曜日、カシディー→ホノルルは水曜日しかありません。これは相当厳しいですね。必然的に現地での滞在は1週間です。

フライト時間は、ホノルルまでが7時間半。ホノルルからカシディーが3時間ちょいです。カシディー行きは現地の12時ホノルル発なので、間にあわせるには成田を21時半くらいに発つ感じになりそうです。日付変更線を2回もまたぐので計算がややこしい。最初から日付を変えないで考えればいい説はありますが、各々現地での正確な日付と時刻で日程を組んでおかないと後の混乱の元になりそうです。
帰りはホノルル-成田の便が多いので、カシディー発さえきちんと捕まえられればあとは日程との相談といったところ。

まとめるとこんな感じです。適当な日付で時刻表から持ってきてみました。
行き(経由のホノルル発が火曜)
火曜 21:25成田 → 火曜 10:15ホノルル
火曜 12:00ホノルル → 水曜 15:20カシディー
帰り(キリスィマスィ島で翌週の水曜出発)
水曜 7:35カシディー → 火曜 10:40ホノルル
火曜 13:40ホノルル → 水曜 20:35成田

費用は、成田↔︎ホノルル往復が12万〜くらい。ホノルル↔︎カシディー往復が13万くらい。ホノルルまでの値段が結構ピンキリで、火曜に午後休とか取ってしまえば最安値で行けますが、あまり連続して休むのもよろしくないので、結局15万〜の値段帯になりそうです。費用に目を瞑れば、余計な休みを取らずに行ける可能性があります。

続いてフィジーのナンディ経由。フライトスケジュールは

こちらも週1便ですね。そして接続の都合で日程が長くなります。まず往路、ナンディ発カシディー行きが火曜の深夜ですが、成田からナンディへ行くのにダイヤの関係でどうしても日付を超えてしまうので、成田出発は月曜になってしまいます。ナンディで半日くらい待ちが発生するのを許容できれば、そこそこ安くなりますね。そして復路は丁度いい便がなくて翌朝まで待たねばならず、こちらも日程が1日延びます。

行き(経由のナンディ発が火曜)
月曜 9:30成田 →(香港経由)→ 火曜 7:05ナンディ
火曜 23:50ナンディ → 水曜 6:35カシディー
帰り(キリスィマスィ島で翌週の水曜出発)
水曜 16:20カシディー → 水曜 19:10ナンディ
木曜 8:20ナンディ →(香港経由)→ 金曜 8:00成田
めちゃくちゃ延びますね。行きの月曜、帰りの木曜、金曜。追加3日間です。よほどうまいこと連休が発生しないと無理かもしれません。

費用は成田↔︎ナンディ往復が9万くらい。ナンディ↔︎カシディー往復はホノルルからとあまり変わらず12万くらい。
ちなみに値段を上げると行きは多少短縮できますが、帰りが水曜の時点でまだナンディという制約があるので2日延びるのは避けられません。
日程さえ都合がつけば最安値で丁度いいプランがあるといった印象です。

 

現実的なプラン

フィジー経由の方が安いが、日程が大幅に伸びる。お金は貯めることができるが、おそらく普通の有給を4連チャンで取るなんて無理。ならば高いけどホノルル経由にせざるを得ないようです。

GWと年末は直近数年を見てもうまいこと火曜あたりが連休の開始になってくれないので、GWと年末に行くのは無理そうです。となると候補はお盆休みに絞られますが、直近だと今年の8/6 - 8/14、先なら2021年の8/10 - 8/18で行けば余計な有給を取らずに済みます。まあ今年いきなり行こうったってさすがに費用を工面できないので、行くなら2021年か。じゃあ2021年で仮決定。

 

滞在費用

さて日程が決まったので、その他費用も合わせて皮算用してみましょうか。
まず忘れがちな成田の駐車場代。8日ちょい駐車することになるので、約1万3000円くらいです。

飛行機代は
成田↔︎ホノルル 往復約15万円。
ホノルル↔︎カシディー 往復約13万円。
あとは宿代。6泊か・・・ホテルの予約はキリバス政府の公式サイトみたいなとこから飛べる検索フォームが便利です。ちゃんと空き状況が分かります。

日程入れ込んで表示された宿のうち、宿代やらの詳細がすぐに見つかったのはCaptain Cook Hotelだけ。他は詳細が載ってなくて問い合わせが必要なので、このホテルで考えてみましょうか。

Single room: $75.00 per day with full breakfast
選ぶとしたらこれですかね。1泊8000円ちょい。とてつもなく高いってわけでもない。
ただ、送迎やらなんやら色々付くとどうなることやら。

ここを見ると、少なくとも送迎で$11。ぶっちゃけいらないダンスとか食費とかは1部屋2利用時(2人?)との記載から2人設定でしょうか?額面を信じるなら6泊7日で合計$1045はかかることになります。うち宿泊費は$646で、先の1泊$75と合わせて考えると2人分かなーと思います。$646の半分よりちょっと高いくらいが$75ですし。となると、宿代は全部込みでざっくり5万円といったところでしょうか。

レンタカーは・・・

ここを見てたらほとんどがトラックとかいう情報が出てきてやばいオートマ免許しかないじゃんと焦ってます。やーばい。

ただ、1個目のサイトはキリバスのキリスィマスィ島に関するかなり正確な情報が載っているのですが、最新かどうかはわかりませんね・・・ホノルル-カシディー便が2008年に停止したことが書かれていますが、もう10年以上も前の話か。最新情報は、後述の件と併せてキリバス共和国名誉総領事館に問い合わせですね。普通車を空港で借りられるといいのですが。
〒107-0061 東京都港区北青山1丁目2-3 青山ビル13F
Tel 03-5411-5967

現時点では費用の情報が得られなかったので、仮に1日5000円とすると、丸7日分で3万5000円くらいか。

あとは、1日くらいはダイビングしてみたいですね。相場がわからないのですが・・・機材フルレンタルで1日潜って3万円(参考: 伊豆)とか?

これで大体揃いましたね。成田の駐車場代、飛行機代、宿代、レンタカー代、ダイビング代?、あとその他遊興費と万が一の分を4万円くらいとして、最低でも44万円。おっふ・・・貯金・・・。

なお、現地で流通しているのは豪ドルのようです。レートは執筆時点で0.013AUD/JPY。宿代その他は豪ドル、しかもほとんどは現金で支払う可能性があるので、宿代とレンタカー代、その他遊興費やらの分の最低でも2000AUDは必要でしょう。


各地出入国時の手続きと持ち出し禁止品

これも忘れそうだった、経由地のホノルル=アメリカに入国するために必要なもの。ESTAの取得がいるようです。これがあればアメリカのビザが不要になります。審査に3日間程度かかるようなので、余裕を持ってやっておきましょう。また、申請時点でキリバス行き全日程より後まで有効なパスポートと、全旅程の航空券を入手しておく必要があります。

申請はここから。ESTAの有効期限は2年。

ホノルル通過時の注意事項。特に関税申告書は思い当たるものが何もなくても必ず記載、提出。その他、禁止事項は特段注意すべきことはないか。

 

こちらはキリバスの情報。基本的にはアメリカに準ずる感じですね。査証も自分で取らずとも付与されます。


さて、これが一番気になるところ、貝殻の持ち出し。貝拾いがしたいというのがこの皮算用の大きなモチベーションですが、果たして貝殻を持ち帰ることができるのか。例えばパラオなんかは、少なくともシャコガイ類は持ち出し禁止です。キリバスについてはそのような情報がすぐには出てきませんでしたが・・・。上記、アメリカとキリバスに関しては、生きた貝を持ち出そうとしない限りは引っかからなさそうです。

この記事によると、貝殻の持ち出しは大丈夫そう。これもかなり古い情報ですが。どちらにせよ、普段沖縄や南紀から持ち帰るような量だと止められる恐れがあるので、現地で厳選して一袋、1kg未満(もっと少ない方がいいかも)に止めるのが良さそうですね。

 


最後に


そんな感じで、将来キリバスで貝拾いできたらいいなぁと、情報を整理してみました。現地に着くことさえできればかなり適当に1週間を過ごせそうですが、万が一、特に帰りのキリバス発の飛行機が欠航になったらどうなるのかが非常に不安ではあります。次がさらに1週間後とかだとさすがにやばい。まあでもその辺は置いとくとして・・・行けたらいいなぁ。積み立てしておかなきゃ。

以上

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