以前にも一度夜磯に挑戦したことがありましたが、本格的に装備を整えて改めて挑みました。2018年のシーズンの記録です。
2018.11.22
今シーズン1度目の夜磯。daichanさんと、もう一人彼の知り合いの方に同行させてもらいました。この磯を知り尽くしているプロが一緒だと心強いです。
このときはまだはヘッドライトを持っていなかったので懐中電灯でがんばりましたが、片手がふさがるのは磯という危険なフィールドでは相当なハンデ。さっさと買おうと誓ったのでした。
夜磯自体久しぶりで目も慣れていなかったので最初は全然タカラガイが見つかりませんでしたが、スガイやイソニナを集めているとようやく見つけられました。
メダカラです。けっこう水の上に出てました。
ハナビラダカラとキイロダカラも。ごく浅い水中に多い印象。
daichanさん達は他の生き物も見つけていきます。こちらはダンゴウオ。産卵のために浅場にやってくるのだとか。
ヒョウモンダコもいました。つつくと体表面の色を変えて威嚇してきます。色鮮やか。
この日の収穫です。
スガイ、イソニナ、マツバガイ、ベッコウガサ、キイロダカラ、ハナビラダカラ
daichanさんはナツメモドキにクチムラサキダカラ幼貝、なんとハチジョウダカラの幼貝まで見つけていました。呼ばれて見せてもらって胎殻が乳白色なのを確認したときは震えましたね~。
お二人とも、突然なのにご一緒させてくれてありがとうございました。
夜磯、上々の滑り出しですね。次からは自分でももっと見つけられるようになりたいです。
ハナビラダカラとキイロダカラは標本・・・ではなく、野食会提供用に剥き身にしました。オフ貝で教わった方法が炸裂して加熱加減はバッチリ。ただやっぱり軟体が柔らかすぎて、内臓の取り出しに難儀しました。この辺りは剥き身の作り方を別途考察していこうと思います。
2018.12.14
夜磯二回目。ぺろっぷさんとのんさんが一緒です。
まだ3回目なのに引率的なことしちゃってる・・・大して知識も多くないのにね。タカラガイ以外は特に。
しっかし、やはりきのこ目に通じるものは貝にもありますよね。僕みたいな変に目が慣れた人だと見つけられないものをさらっと見つけるあの目。それが見事に発揮されました。
のんさんが見つけてたヒメホシダカラFDです。僕がそれを見てあまりに興奮したのを見かねて譲って頂いてしまいました。。。
3人の収穫。三者三様です。僕のは手前。翌日の野肉会用に食材集めしてたのでタカラガイは少なめ。野食界隈の人が一緒だとなんか食材集めのスイッチが入りますね笑
2018.12.24
クリスマスも夜磯。
の、前に。日中はのんさん、ぺろっぷさんと一緒にプチ野草会でした。
いつものポイントに案内していただき、野草のお勉強。
野草に関してはずぶの素人なので、基本のきからです。まずはノビル。
ノビルなんてすぐ分かるだろうって思う方、いますよね?
いやぁどっこい。認識してない人(僕)にとってはその辺の雑草ですからね・・・。
似てる毒草もありますし、この機会にきちんと教えてもらいます。
もちろん他の野草も教えていただきましたが、今回はノビルで精一杯だったかな。
ざっくり復習。野草についても追々個別記事を備忘録的に書いていきたいですね。
ノビル。ノビチヂミにして食べました。ノビルが全体に対して少なめだったからかあまりノビルを感じなかったので、もう少し生地を少なくするといいかな。
アップルミント。ハーブティーにしました。おされ。
ハコベ。マッシュルームと一緒にオムレツに。このマッシュルームをハラタケで置き換えられるようになると良きですね。
ハマダイコン。大根は須らくブリ大根にすべし過激派なのでブリハマダイコン。まずいわけがない。葉っぱはお浸しにしましたが、若干ワシャワシャするか。
プチ野草会を終えていったん解散。映画を見に行こうとして時間的に無理だと気づいて
ぼっちでパンケーキをひたすら貪ってました。周囲の目線なんか知らん。
再び集合。今回はのんさんと、ライターの玉置標本さんが同行。
取材です。しゅざい。必要なことだけを分かりやすく正確に伝えることが求められる・・・!
なんてくそまじめなことを考えてたわけでもなし。生体の濃さに一人脳汁を出しまくってました。
この日の収穫です。
オミナエシダカラ、キイロダカラ、メダカラ、ハナマルユキ
エビスガイ、マツバガイ、ベッコウガサ、スガイ
玉置さんがホシキヌタとシボリダカラの生体を見つけてたのがうらやましかったです。
エビスガイは中身の取り出しにチャレンジしましたが失敗。というか単に茹でただけだったか・・・。詳しくは個別記事をご覧下さい。
このオミナエシは一度弱ってフジツボが付着したようですね。
後になって復活して、フジツボの上から滑層が乗っています。
針を突き刺したら中はどうなってるんだろう・・・などと余計なことを考えてみたり。
オミナエシダカラの生体自体が初めてなので嬉しいですが、これは望外の収穫です。
2019.1.5
寒さが厳しくなってきて、タカラガイも落ちてくる頃合。
のんさんとさのくにさん、佐野まいけるさんと一緒に夜磯。
浅瀬ではキイロダカラとハナビラダカラの死屍累々。要するにFD拾い放題でした。
ちょっと早く来すぎたのか、生きてるタカラガイがまだいそうな潮間帯下部を見にくことができませんでした。同行者の体力管理も大事ですね〜ちょっと反省。自分一人だと体力ある限り進んじゃうもんで・・・。
浅場のスガイやカサガイ類なんかは相変わらず元気。元々温帯に生息する種類はちゃんと越冬できますね。
そんなわけでタカラガイの生体はあまりみつけることができなかったので、他の貝にも手を出していました。採ったのはウズイチモンジと、あとは確かベッコウガサとスガイだったかな。収穫の写真撮り忘れたもので・・・。
タカラガイはキイロダカラのFDを7個。そのくらいだったか。もういらんと思えるくらいキイロダカラのFDがザクザク落ちてました。
のんさんもそろそろ夜磯に慣れてきましたね。実のところ経験回数はほぼ一緒なので、先輩面なんてできないのですが。
せめて貝の知識でリードできるように、磯でよく見かける貝の勉強中です。
さて、今回初めて見つけたウズイチモンジの中身取り出しにチャレンジ。盛大に失敗してます。これも詳細は個別記事に譲ります。ハンマーでぶん殴ればいいとかいう脳筋はなしで笑
せっかくなので同行者様の収穫お料理写真も載せさせていただきます。
さのくにさん・さのまいけるさんの収穫とお料理
のんさんの収穫とお料理
んん・・・皆さんおしゃんてぃ・・・帰宅後にタカラガイそっちのけでウズイチモンジ爆発させてたどこぞの誰かさんとは違いますねぇ・・・。
僕の問題点として、野食は好きだけれどもお料理が下手でかつ発想力に乏しいことが挙げられます。採るのは楽しいけど調理が億劫・・・まあ採ったからには調理も頑張りますけどね。美味しく食べたいから採るんだし。
そんなわけで、今シーズンの夜磯まとめでした。黒潮の蛇行が長引いており、南関東は黒潮の影響を強く受けたようです。館山方面ではカバホシダカラの生体も出たみたいで、羨ましい限り。来年も蛇行がまだ続くようなら、館山の夜磯もチェックしてみたいところです。