2019.3.2 館山で探し求めたあの子たちについに出会えた話

はいどうも。貝隈のブログやらを見て煩悩を刺激されて採集に行ってきました。今回はタイトルの通りやっと出会えたものが、それも2種類も・・・!

 


4時に出発するつもりだったのに寝坊して7時過ぎに出発。結果的に無問題でしたが、ちょっと焦りましたね。
10時前に浜に到着。いそいそと階段下、降りてすぐのレア物ポイントを漁るも、何も出ず。出遅れてる状況、足跡のついた浜を見てやる気も下がり気味に。

アジロダカラの破片

掘ってて出てきた、キムスメっぽく見えたやつ。アジロダカラの破片ですが、前後端の点列がものすごく見にくくてすぐにそれとは分かりませんでした。キムスメチャレンジはもう1年が経とうとしています・・・。

いつもの場所は特に収穫がないまま岩場を乗り越えていき、もう終わっちゃうぞ〜って頃合いに。こりゃ今日はダメかなーと思いつつ、この前Asaさんがイトカケ祭りになったとこに到達。いつもならほぼ貝がないのに今日はちょろっと上がってたので、ちゃんと見ておこうかと表面を掃貝。すると。

ベニイモ?

見慣れないイモガイ。いやまあベニイモかな?

カバホシダカラ

うおー!2本線くっきりのカバホシダカラ!良き!!!

クロシオダカラ
クロシオダカラ

すぐ側にはブロッチ残りのクロシオダカラ!!!よく見つけられたな〜。

こんな少ない貝溜まりからこんなに良品が連発するとは。もしかして打ち上げの場所が変わっているのか・・・?

一段落して、MRの大きい浜の隣のとこに移動。こちらも最近はあまり貝溜まりができない印象でしたが、今日は多くないながらもしっかり溜まってました。去年のアジロ祭りの時を彷彿とさせる感じです。

先行者に混じってざっくり掃貝していると、ごろりと転がり出てきたのは・・・!









キムスメダカラ

見慣れない形。うっすら橙色。明らかに大きい。これは・・・!

キムスメダカラ

殻口がシュッとして大きさ不揃いのサイドスポット!
キムスメダカラだ〜〜〜〜〜〜!!!!!
長いこと・・・本当に長いこと、お待ちしてました・・・!
拾い始めからなら4年目、破片をようやく拾ったのが去年か・・・。長い戦いだったなぁ。しっかし、なんでこんなでかいもんを見逃す???これは29mm台とかなり大きい方ですが、普通サイズでもメダカラの中ではかなり大きい方のサイズ感。運がなかったのと、打ち上げ貝ラインの見極めが下手くそだったパターンでしょうか。
ともあれ、キムスメチャレンジがついに達成されたのでした。

形の残ったキムスメを拾って一人で大声を上げてたら、そばで拾ってた方に声をかけられました。ブログを読んでくださってるとのこと。恐縮・・・恐縮・・・。んでも、始めてまだ1年以内でもちゃんと掘るとこからスタートされてるとは。普通はそうなのかな?僕は最初は歩いて上から大きいのを探すことしかできませんでしたねぇ。

貝話しつつも掃貝していると、これまた見慣れない幼貝が目に飛び込んできました。









ヒメホシダカラ幼貝

螺塔が凹まない!ヒメホシダカラ!!!!!
館山産の種類が増えた〜〜〜!!!!!
いやー、階段下の降りてすぐのとこがからっきしで完全に出遅れてて今日はダメダメかと思ってましたが、全くそんなことはなかったですね。カバホシ、クロシオ、キムスメ、ヒメホシと、大当たりじゃないですか・・・!

階段下〜MRの収穫です。

ベニイモ?×2、ヤタテガイ?×2、カゴメシロネズミ?、シラタマガイ×3、キムスメダカラ、アリソンエダカラ、コモンダカラ幼貝、ヒメホシダカラ幼貝、ナシジダカラ、カバホシダカラ×2、アジロダカラ×3、サメダカラ、チャイロキヌタ、カミスジダカラ、ツマムラサキメダカラ×5、クロシオダカラ×2、メダカラ
メダカラ、最小更新。7.8mm
キムスメダカラ、最大更新。29.7mm

お気に入り達集合。良き〜!!!

昼食後にメラーノで休憩。キムスメ、ヒメホシの報告。
最近ねこじゃの会に参加されたAさんが天体観測もやる方とのことで興味ありです。
ああそうだ、ねこじゃの会はまだ再開しませんが、貝をみんなで拾ってきてそれを材料に工作体験なんか考えてるそうです。僕工作のセンスはないから材料提供に留まるかな^^;

休憩後、どこに行くか思案。最近不振のFP下を切る決断をし、SNTRの様子を見るも不発。ここは苦手です。誰かと一緒に行ってコツを学びたいところ。

トウが立ったハマダイコンを尻目に移動。いつもよりかなり早い時間帯ではあるものの、ヒメハラ狙いでHS浦へ行くことに。後付けですが、これは正解でしたね。いつもはなんだかんだ時間をかけて見ることができていなかったように思います。

手前のとこを掃貝。ところどころいい感じでヒメハラが上がってそうな場所があったのですが、残念ながら不発。深場モノポイントを過ぎてしまったので、ゴマフやらがないかと砂浜の方へ。当然ゴミラインにヒメハラが混ざっていないかも確認します。

今日は初めてこっちの方の貝ラインを座ってじっくり眺めましたが、デフォでも結構ホタルガイやムギガイなどの軽い貝が薄く貝ラインを作ってるんですね。たま〜にそれが1カ所にまとまることがあるってことか。なら、普段もあの貝ラインを丹念に見ていれば、まとまって上がる時よりは効率は落ちるもののゴマフを狙えるのではないでしょうか。効率は落ちると書きましたが、細くて薄い貝ラインを見ていくのでむしろ探しやすいかも。しゃがんで歩く距離は伸びますが。

キムスメダカラ
キムスメダカラ

細かい貝を掃貝しつつ息抜きに中〜大型の貝も見ていると、朝見つけたばかりのシルエットが。まさかのキムスメダカラ2個目!!!今までの相性の悪さはなんだったのか。1個拾えば何とやらですねぇ。

クロシオダカラ
クロシオダカラ

本命のゴマフですが、真っ白になったクロシオに2回騙された挙句見つからず。ぱっと見は似てますが、地色の紫色が淡く残っているのと、殻口の形状や全体のシルエットが微妙に違いますね。

テンロクケボリ?

斑点が完全に擦れて消え去った恐らくはテンロクケボリも。

HS浦の収穫です。

タカラガイ以外: コダイコガイ、何かの骨、ベニイモ?×3、サワラビ×2、フロガイダマシ、カニモリガイ、イササボラ、カイコガイ、テンロクケボリ?、シラタマガイ×6

タカラガイ: シボリダカラ×2、ウミナシジダカラ、ナシジダカラ、ハツユキダカラ、エダカラ、アリソンエダカラ、ナシジダカラ、キムスメダカラ、メダカラ、アジロダカラ、ウキダカラ、ハナビラダカラ亜成貝FD、クロシオダカラ×2、ツマムラサキメダカラ
シボリダカラ、最大更新。32.7mm

イササボラ

お気に入り達集合。こちらも良きです。イササボラは完品をようやく拾うことができました。こいつ沖縄では見かけない気がするんですが気のせいかな?拾ってたっけ?

さて、お次はB田です。闇夜のウサギ拾いが恒例になりつつありますが、せっかくちゃんとヘッドライトも用意してきたのに予定よりも早く来たので普通に明るいです笑




テンロクケボリ
テンロクケボリ
テンロクケボリ
テンロクケボリ

やっぱ明るいとやりやすくて、すぐ見つかります。が、なんかすぐに飽きてやめてしまいました。いかんせんテンロクケボリだけだとそれ自体には個性があまりなくて、区別しにくい小型の貝が大量に溜まっていく未来が見えてしまったんですよね。綺麗だからいいんですが、ちょっと集め方は考えたほうがよさそう。少なくとも産地とかを管理するのはよほど綺麗なのを拾えた時だけにして、他は瓶詰めにするのがいいかな〜。
ただ、修行の成果は確実に現れていますね。ザクロガイはすごく目につくようになりましたし、ウサギもどんなとこに上がるのか理解しつつあります。未だにツグチを拾えていないのには納得いきませんが^^;

B田の収穫です。

ソメワケオトメフデ、キイロダカラFD、テンロクケボリ×4、シラタマガイ

最後にダメ押しとばかりにTN浜に来てみましたが、たいしたものはなし。夕食を済ませて帰路についたのでした。

いやー、キムスメとヒメホシを一度に拾えてしまうとは。同じ日に別の方がハモンドを拾ったらしいですし、今日ほんとに良かったです。毎回こんなだといいけど、それはそれでハードルが上がってしまうかな?

さて、残された宿題の中で達成しやすいのはヒメハラダカラとゴマフダカラあたりかな。根気よく探していきましょう。

そんなわけで、館山で採集できたタカラガイが43種類(タカラガイ・ブック基準)となった採集記でした。読んでくださりありがとうございました。
次は・・・そろそろ串本も行きたひ。
以上〜

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