串本でオフ貝2018

前から参加したくてうずうずしていた串本のオフ貝に参加してきました。
イラモの海のシュノーケリングも初挑戦です。


これまで串本といえば電車か夜行バス利用で遠征してきましたが、日程や費用の制約上やはり車で行きたいなーと思ってました。
ネックなのは距離。往復1300kmは未知の領域です。その半分は御前崎遠征で経験済みでしたが…。

準備に手間取って出発は21時過ぎに。ホテルに9時集合なので、ちょっとギリギリ。十二分に休憩を取りたいところですが、それだと間に合わない。頑張るしかないので、眠くてどうにもならなくなる度に15分ほど仮眠。
それにしても暑い!運転中は冷房が効いているのですが、寝るときは当然エンジンを切るので、起きると汗びっしょりです。

いつもならジャスミン茶とミンティアのコンボで眠気を飛ばしますが、それだけだとキツくなってきて、何か食べることに。静岡でうなぎパイを購入し、道中もぐもぐ。糖分は大事ですね。
這々の体で現地に到着。事故らなくてよかった。休憩込みで12時間確保しておくとよさそうです。
運試しでオゴクダの様子見。時間もないので表面を軽くさらった感じです。


スソムラサキダカラ、カノコダカラ×2、ナツメモドキ×2、カミスジダカラ×2、ハナマルユキ×4、アヤメダカラ、カモンダカラ、ナシジダカラ×2、ナツモモ、スジグロホラダマシ、キイロカニモリ、不明1

以前夏に来た時と比較して、新鮮度が上ですね。ハナマルユキはもっと擦れたのしかなかったように思います。
直近に死んだばかりの貝が上がっているのかも。期待大です。
この時のスソムラサキダカラが、後で効いてくるのです…(こじつけ並感)


ホテルのロビーでkudamakiさん、はるさーさん、ダカラ★さん、virolさん、ハワイクチムラサキの方、他そうそうたるメンバーと対面。ベテランのオーラ半端ないです。末席を汚し、いざフィールドへ。

オフ貝では打上げ採集組とシュノーケリング組(他、ダイビング組?)に分かれて採集するのが通例。僕はシュノーケリングを選択。串本の海は前から潜ってみたかったので。全日程参加できれば、打上げ組にも参加したいですね。来年こそは。

U海岸のガレ場をひたすら歩き、ポイントへ。
てれさ「ここってやっぱイラモいるです?」
参加者「いっぱいいますねぇ」
てれさ「…刺されないような対策とかあるです?」
参加者「全ては気のせいですよb」
てれさ「」

イラモとは、海底の岩やサンゴに固着するタイプの刺胞動物。要はクラゲの類いです。
刺激を受けると刺胞を放出するので当然触らないようにするのですが、厄介なのは水流とかでも刺激になってしまう点。
フィンで蹴っ飛ばすなど以ての外。近くでバタ足もヤバいです。
そんなやつが大量にいるのが串本の海。最も効果的なのは肌の露出をゼロにすることですが、今回僕はラッシュガードと軽装備。戦々恐々です。
皆さん当たり前のようにウェットを着込む中、1人だけ徒手空拳で海に突撃。

…いるわいるわ。イラモの群体。
視界に入る度に停止して、安全を確認して方向転換…と繰り返してなんとか凌いでいましたが、そんなんでまともに転石できるわけもなく。四方イラモで詰んだ挙句犬かきで脱出してみたり、まあ初の串本でのシュノーケリングはダメダメでした。


辛うじて見つけた、汚れているものの背面の模様が残ってて少し艶もあるスソムラサキダカラが無ければ完膚なきまでの坊主です。運試しでスソムラサキを拾っておいてよかった。
おかげでイラモの被害は全日程通してゼロでしたけどね…。

小休止とばかりに上陸。ウェットじゃないのでものすごく冷えます。
やはり沖縄よりも水温が低いので、ラッシュガードじゃきついです。

他の方も上がってきて品評会。
人の結果を見るのも楽しいものです。
ヤクシマダカラがゴロゴロ。聞いていた通り、串本はヤクシマダカラが多いようです。


はるさーさん以外全員が上陸。部隊長はどんなすごい収穫を持ってくるのか。



すごかったです。流石としか。
特にカノコダカラははるさーさんのみの戦果。
なんで処理済みの写真を僕が撮っているのかといえば、その殆どを頂いてしまったからです。恐縮しきりです。
ほんとうに、ありがとうございます。これを糧に、坊主にならぬよう精進します。

この日2度目のシュノーケリングでは、イラモの少ない浅場に切り替え。
タカラガイも浅場に多いのと、あとあったかい。一石三鳥です。
効果はてきめん。ペーペーでもちゃんと生体を見つけられました。


生体: ヤクシマダカラ×2、カモンダカラ、メダカラ
死殻組の中ではサメダカラがピカピカのFD。こんな小さいのよく見逃さなかったなと自画自賛です。あと、またまたスソムラサキダカラ模様残り見つけました。この採集行はどうもスソムラサキに縁があるようです。
なんかハナビラダカラをたくさん拾ってますが、こいつら最大更新を狙ってたんですよね。水中だとでかく見えるんですよ…。


タカラガイ以外では、ミツカドボラの生がヒットか。
軟体の色は白地に黒の水玉模様。
個体差がありすぎて軟体に関する情報は種の同定にあまり役立たないとの意見もあるようですが、ある生物種の情報の一つとしてインプットしておくのは悪くないかなーと思ってます。
例外が出てきたら、その時にインプットし直せばいいということで(適当)

採集が終わり、各々ホテルの部屋へ。
潮を洗い流して、夕方から宴貝です。



virolさんに事前にリクエストしてお持ちいただいた打上げモノのムラクモダカラとマルチンダカラ。
マルチンは腹面めっちゃ良い写真撮れたな。
潜らずにこれって相当すごくないですか?
僕も早く打上げで拾いたいですねぇ。
質を問わなければNKビーチで実績がそこそこあるみたいですが…。
ムラクモは…離島で探しますかね。ひとまず渡嘉敷島。


専門的な部分の会話はあまりついていけないので、最近ハマっている"食べる"方向で。実は、このシュノーケリングの最中にマガキガイとセンジュモドキをいくつかキープしてたのでした。
マガキガイは写真の通り綺麗に身が取れました。勿論美味しいです。
センジュモドキは…分かっちゃいましたが身が硬くて取り出すのに失敗…千切れたものを試食して美味しいのは確認できましたが。やっぱ身が取れないことにはどうにもならんです。

身といえば、簡単で成功率の高い肉抜き方法を教えてもらえました。これは2日目に採れたイトマキボラで実践。
あ、2日目の収穫はこちらです。はるさーさん、ダカラ★さんについて行って、1日目とは別のポイント。


どうも生体が少なく、お二人共に渋めの結果だったようです。僕も生体はゼロ。ただ、これだけFDを採れたら十分満足です。


イトマキボラの肉抜き、今回は内臓が千切れてしまいましたが、確かに簡単ですね。
軟体は鮮やかな赤に微小な白い斑点?
殻口内のなんとも説明し難い色彩がツボです。
真珠光沢とは違うし…(逆説的ですがハイター使って劣化してないので)
昨年末にオンボロを具志川島で拾ってますが、
こういう繊細な色合いは生体採集でないと得難いですねぇ。

他にも、人間ドレッジのポイント選定、沖縄で深夜にレンタカーを手配する方法、フイリチドリダカラの上がる場所についての知見、水中カメラのおすすめ機種、おすすめクリーニング用品、彼女の選び方などなど、枚挙にいとまのない情報の嵐でした。最後のは置いとくとして、参加してよかったと思えるオフ貝でした。
マリンブーツを2日目に脱いでそのまま忘れてしまった?のさえ無ければ…これを書いてる今、渡嘉敷島遠征の準備中にマリンブーツが無いのに気がついて萎えてます笑
ともあれ、毎年の恒例行事に追加です。来年はもっと良い貝獲るぞ!

kudamakiさん、取りまとめありがとうございます。virolさん、話を通してくださいありがとうございます。
曇り止めのオイルを拾ってくれた方(お名前を失念、申し訳ないです)、ありがとうございます。気をつけます。
他、皆さん構ってくださりありがとうございます。またお会いしましょう!



最後に、スソムラサキダカラ、ミツカドボラ、イトマキボラのクリーニング前後を載せておきます。スソムラサキは驚くほど綺麗になりましたね。彫刻刀でこれなら、ちゃんとした機材でやったらもっと綺麗になるのだろうか。

・・・そのうち載せます。
あいぽんが水没して死んだので、しばらく何もできない・・・orz


2018.9.24追記
処理後の写真載せました。