7月から8月前半の館山貝拾い総集編

ご無沙汰しております。このクソ暑い中ひたすら貝拾いには行ってるのですが、無精で記事書くのサボってました。
というわけで、7月から8月前半にかけての館山総集編です。

 

 

2018.7.8
西日本は大雨で大変なことになっているときの貝拾い。
一応多少荒れた後なので期待して出撃しました。
・・・もうちょっと暑くない日に行きゃよかった。死ねる。。。
苦労に見合う収穫はありましたけどね。

NMTに行こうとするも、潮位を考慮して階段下へ。
朝のうちに行かないと、次に行けるのが夕方になってしまう。

荒れたとはいえ台風でもないしなーと思いながら
適当に見て回ってたら。









スソムラサキダカラ
スソムラサキダカラ

いきなりスソムラサキダカラ!!!館山では2個目です。

直後、潮溜まりに片足を突っ込んで今日の運は使い果たした…かと思いきや。









サバダカラ

サバダカラ!!!!!模様と艶が少しですが残ってます。これは嬉しい!タイドプールも必見ですが、打ち上げも侮れないですね。

この日のまとめです。

階段下の収穫(7/8)
NMT〜FP下の収穫(7/8)
HS浦の収穫(7/8)

左 - 階段下: スソムラサキダカラ、サバダカラ、カバホシダカラ破片、ホシキヌタ幼貝、カモンダカラ、ツマムラサキメダカラ×2
カバホシダカラは破片ですが、21.3mmと最大を更新。
中央 - NMT〜FP下: クチグロキヌタ幼貝、クロシオダカラ×2、サメダカラ、ウキダカラ、アジロダカラ
右 - HS浦: クロハラダカラ、ハツユキダカラ(フリーク)、フロガイ

ここらから濡れタオルが必需品に。濡らして首にかけて日焼け防止兼冷却。これないとやってらんないです。
MRの大きい浜は海水浴客向けに掃除されてる・・・だけなのか?ってくらい何もないですね最近。対照的にHS浦は復活しつつあると思います。始めたての頃と比べて上がる貝の量が段違いです。

 

2018.7.29
非常に複雑な動きをした台風12号の置き土産を確認しに出撃。
まずは階段下。

ニセサバダカラ
ニセサバダカラ

まあレアなのはあがってますが、台風後の華やかさには欠けるか。

階段下の収穫(7/29)

アリソンエダカラ、エダカラ、サメダカラ、カバホシダカラ、アジロダカラ、ニセサバダカラ、イササボラ
貝溜まりを掘っていると上から声。ねこじゃの会メンバーのご夫妻でした。久しぶりの採集だそうです。

昼食後にFP下へ。こちらも渋いです。

FP下の収穫(7/29)

ナツメモドキ幼貝、シボリダカラ、エダカラ、アジロダカラ×2、チャイロキヌタ(フリーク)、ツマムラサキメダカラ
エダカラは最小を更新。22.9mm。
目盛りを1cm読み間違えて世界最小更新と勘違いしちゃいました。お恥ずかしいorz

メラーノで先ほどのご夫妻と再会。休憩しつつ談笑。
今年は沖縄へ行かれるそうです。僕より一足先に石垣島とのこと。
結果が楽しみですねぇ。
僕は8月末に渡嘉敷島へ行く予定です。

休憩後に、最近調子が良いHS浦へ行きました。

HS浦の収穫(7/29)

スソムラサキダカラ、エダカラ、キヌガサガイ、カモンダカラ×3、ナシジダカラ、ホシキヌタ
カモンダカラ、最大更新。28.9mm。
そしてホシキヌタは24.5mmで、0.1mmですがねこじゃの会の記録を更新!
M山さんの測定が待たれますね。

スソムラサキダカラ
スソムラサキダカラ

しっかし当たり前のようにスソムラサキが拾えるとかどんだけですか。
キヌガサガイは破損してて迷いましたが、持ち帰り。

最後にTN浜。夕方でおそらく人も入ってると思いますが念のため。
来た甲斐がありました。貝は少なめでしたが









クチグロキヌタ準々FD

浜では撮り損ねましたが。クチグロキヌタ準々FD!!!
そりゃあFDとは比べものにもならないですが、普通はつや消しですもんね。
これ見てると、滑層は厚いものの割れやすいのかなーなんて思ってみたり。

 

2018.8.11
この日は台風13号の置き土産確認。
だいぶ東寄りのコースをとったので、強い西風で内房寄りの打ち上げが良いんじゃないかと期待してました。ということで、深夜に出発して朝一番にTN浜へ。

TN浜の収穫(8/11)

しかし不発。そこそこのクチグロキヌタとサメダカラのみ。うーん。
HS浦も不発。なんでだー。書いてる今にしてみれば、もっと奥の方も見てみればよかったですねー。

クモガイ(HS浦)

ああでも、こんなのはありました。クモガイ。
明らかにコンタミ(沖縄とかフィリピンの土産物を捨てた?)と思われますが、
ここらじゃあまずお目にかかれません。

ならばと階段下へ急行するも、こちらも渋い結果。
というか、水着で潜って貝を探してる風の先客がいたし・・・マジか。
奥の方は大量のカジメに埋まってどうにもならない状態。
頑張ってその上を歩いてたらとある場所で底が抜けて下の汚水に足がずぶり。
テンションだだ下がりの後にさらに転倒もして萎え。

階段下の収穫(8/11)

クチグロキヌタの幼貝は良い感じです。転んだ時に割らずに済んでよかった。
これがなかったらここは事実上の坊主ですよ。

ここまで足が汚れたり転んだりした上で渋い結果なので
何としてもFP下で結果を出してやるぞと意気込み浜に降ります。
ここもあまりいい感じじゃないか・・・と思いきや、1か所にうず高い貝溜まりを発見。
この感じ・・・3月3日にスソヨツメダカラの破片を拾った時に似てました。
ということで、その貝溜まりに居座ってひたすら掘ったところ









館山産イボダカラ
館山産イボダカラ

ついにやったぞ!!!館山産のイボダカラ!!!!!
Asaさんはイボダカラ結構拾ってるからあるとは思ってましたが、時間かかったなー。
これで、ヤナギシボリとエダカラの微妙な連中をひとまとめにしても
館山のタカラガイ40種類に到達です。
残りはゴマフ、ジュズダマ、ハチジョウ、ヒメハラ、ヒメホシ、ホシ、マメシボリ、ルリグチ。
この中だと、案外ホシが狙いやすいかも。場所は選ばなきゃですが。
打ち上げの状態によってはゴマフとジュズダマも狙い目ですね。

惑わしてくるメダカラ
惑わしてくるメダカラ
惑わしてくるメダカラ

次に気になったこちら。周辺のメダカラと比較して殻口が開かないように感じました。
残念ながら、検討の結果メダカラという結論に落ち着きましたけどね。
キムスメダカラなら、前端がもっと伸びる。破損しているなら前端の染みもなくなる。
サイドスポットも、明らかにサイズの異なる2種類が混じるようです。
キムスメ完品への道のりは遠そうです。

小さいヤドカリ

途中でこんなに小さなヤドカリを発見。オカヤドカリは沖縄にしかいない?から
打ち上げられちゃったのでしょうか。

まだまだ続きます。貝溜まりの表面を軽く掻くと

ホシキヌタ

ホシキヌタのFDが顔を出しました。ホシキヌタを見つけて喜ぶのは久しぶりです。

カバホシダカラ
ニセサバダカラ
ヤクシマダカラ

カバホシダカラにニセサバダカラ亜成貝、ヤクシマダカラもなかなか状態がいいです。
特に後者2つは普通に貝溜まりの表面に乗ってました。
すぐそばを通り過ぎていった同業者が「ここは古い貝が多いね〜」とか話してましたが
そんなことなかったですよ〜。えへへ。

イボダカラ破片

口だけですがイボダカラをお代わり。いやーすごかった。

FP下の収穫(8/11)

FP下の収穫です。普通の。

FP下の収穫(8/11、良品)

よかったやつ。

この後磯さんと合流。なんか合流の仕方が君の名はチックだったような。
崖の上と下で互いを認識したからか笑
磯さんはアヤメチャレンジ達成おめでとうさんでした。
最近はシラタマガイにはまっておられるようで・・・ありゃ沼ですねぇ。

メラーノで休憩ののち、階段下を再び除くも満潮で無理ゲー状態。まあ仕方ないですね。
僕はこの後ぽけもんごのイーブイ大量発生イベントがあったので磯さんをFP下に送って解散。

ぽけもんごですが、夜明けからずっと貝拾いした後に3時間ぶっ通しで歩くのはさすがにしんどかったです。
最後の方はフラフラで、とにかく終わり次第近くのラーメン屋で食べることを目標に頑張りましたとさ。
同じくイーブイに車で来てたきいこさんと一瞬すれ違ったり。
館山だと効率のいい場所が限られてくるので、皆さん考えることは同じですね。

いやー、とんでもなく疲れたけど良い拾い物でした。
毎回こんな感じの貝溜まりにエンカウントできるといいんですが。

 

2018.8.18
ここまで駄文を我慢して読んでくださった方、ありがとうございます。
全体として尻上りな感じの採集記の、そのラストを飾るのは、
実はたった1個のタカラガイだったりします。

この日は用事があって神奈川方面に行っていたのですが、AsaさんとO先生が
一緒に貝拾いをすると聞いて館山へ。
ここんとこお仕事がきつくて体力面で不安がありましたが、まあなんとかなりましたとさ。

用事の方が無駄足のせいで遅れまくって、待ち合わせ場所のHS浦到着は15時過ぎ。もう何もないかも。
そしてO先生は14時半に帰るとのことだったのでちょっと不安でしたが、
わざわざ待っていてくださいました。お忙しいのに・・・ありがとうございます。

貝の方ですが、浜に降り立って小手調べとばかりにその辺を探した瞬間に。









クチムラサキダカラ?

クチムラサキダカラかと思って手を伸ばしました。










クロハラダカラ

あ、うぇ!?歯が強い!!?
模様の残ったクロハラダカラ!!!!!!!!
ああああああああ!!!!!!!!!!

正直言って、既にO先生がヒメハラダカラ(!?)やゴマフダカラ(!?)を拾い、
Asaさんもキムスメダカラやウミナシジ良品なんかを確保していた後なので
さすがに驚きでした。残り物にもちゃんと福がありますね。

今日のHS浦は、貝溜まりらしい貝溜まりがたくさん。完全復活の様相です。
しかも、今まではスルーしてた奥の方にはムギガイなどの細かい貝が大量に上がっていて
O先生はそこでゴマフを見つけたとのこと。
これは、今後の方針に大きな影響を与えそうです。

ヒメハラダカラ
ヒメハラダカラ
ゴマフダカラ
ゴマフダカラ

ヒメハラとゴマフの写真を撮らせてもらいました。
特に前者は打ち上げとしては非常に良い状態。こんなのいつになったら拾えるんだろう。というか、ここ最近立て続けにHS浦で上がってるらしいです。運さえ良ければありつけるかも。ゴマフ・・・こんな感じの白っぽいのをたくさん見かけた気がしますが、もしかしたらスルーしてるかも。殻口が開かないこの感じをちゃんと記憶しとかなきゃです。

この後AsaさんとS崎やE浦、B田に行きましたが、クロハラダカラで満足してしまって身が入らず、収穫もほぼゼロ笑 Asaさんはしっかり大きいヤクシマダカラを確保してるあたりさすがでした。

なおE浦は夕方になると漁港を閉じるということで、部外者は追い出されてしまうようです。
うーん。ただでさえ優先度が低くて来たとしても夕方になってしまうので
これでは行くのがためらわれますね・・・。

クロハラダカラ

まあ今日は綺麗なクロハラ拾えたし。追い出されてもええんやで(にっこり)
腹面の汚れはアルコールで綺麗に落ちました。うーん、実に良い。

以上。真夏の館山貝拾い総集編でした。
おい夏は貝拾い行かないって言ってたの誰だよ。ぽまえだよ!!!
最後の方もはや毎週遠征してんじゃねーか笑

さて次の記事は。
お待ちかね!100%!!!

ではなく。南紀オフ貝の模様をお伝えします。
お楽しみに〜

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