2018.4.16 ゴマフダカラ探しの旅(後編)

午前4時に起床。一路A&W浜へ。

 

昨日の雨で人出は少なかったと思いますが、その分土曜にめっちゃ拾われてたりするのでしょうか?というか日曜もずっと雨だったわけじゃないですし。いずれにせよ、1番乗りはしておきましょう。

日の出前に浜に到着。
あいぽんのライトを頼りに全体を軽くチェック。おやおや、打ち上げが少ない・・・。大体表面を見ていけば何かしらはあるのですが、今日は表面の貝すらも少なめ。あと、チドリ系は殆ど皆無。去年の3月は大量だったのに。

気を取り直して掘り掘り…といくはずでしたが筋肉痛が辛くて掘る気力が出ず。それ以前に掘るポイントも絞れないような状態ですし。開き直って表面のみを見ることとし、その代わり広範囲をくまなく掃貝しました。


A&W浜の収穫(タカラガイ)

A&W浜の収穫(タカラガイ): タルダカラ、クチムラサキダカラ、ヒロクチダカラ×2、エダカラ、アリソンエダカラ、イボダカラ×2、ナツメモドキ、ハナマルユキ、カミスジダカラ、シボリダカラ、チドリダカラ、コゲチドリダカラ、メノウチドリダカラ、スソヨツメダカラ×4

スソヨツメダカラは最大を更新。31.8mm。


A&W浜の収穫(タカラガイ以外)

A&W浜の収穫(タカラガイ以外): ロウソクガイ×2、ヒラマキイモ×2、イタチイモ、不明イモガイ、ヤセイモ、ナガシマイモ、ハルシャガイ、ニシキミナシ、ゴマフイモ、コモンイモ、ナガサラサミナシ、ミカドミナシ、サラサミナシ、キマダライガレイシ、キバフデ、ジュドウマクラ×2、ムラサキツノマタモドキ

殆どモチベを保つために拾った賑やかしばかり。唯一ロウソクガイが嬉しかったくらいでしょうか。ここんとこ海が荒れてないようですし、仕方ないか。

昼過ぎに潮が引いたらまた来てみようかとも思いましたが、状況が大きく変わるとも思えなかったのでパス。ついでに、いつも見るSKTの浜もパス。内容は似たり寄ったりでしょうし。あそこは台風直後とかでないとダメだろうな・・・。

ヤセイモは、年末に拾ってオトメイモとしていた個体と比較し、とりあえず確信に至りました。それら単体だけだと螺肋の強弱の程度が分かりません・・・。今回拾った個体は年末のと比較して明らかに螺肋が強いです。逆説的ですが、年末の個体もオトメイモで確定です。


左:ヤセイモ 右:オトメイモ

左がヤセイモ。右がオトメイモ。ヤセイモの方が螺肋が強い。オトメイモはもっと繊細な感じです。

 

そういえば、今回はイタチイモでオッケーですね!サラサミナシと全然形が違います。

宿に戻りいそいそと朝食とシャワーを済ませ、昨日の続きとばかりに近未来的ビーチへ。これが大正解。中々の収穫でした。写真撮り忘れ多いですが



アジロダカラ準FD
アジロダカラ準FD
アジロダカラ準FD!!!!!背面の半分くらいの艶が若干失われてますが、過去最高のクオリティです!惚れぼれしますねぇ。

 


近未来的ビーチ2日目の収穫(タカラガイ)

近未来的ビーチ2日目の収穫(タカラガイ): ヒロクチダカラ(成貝×3、幼貝×3)、ヨツメダカラ×6、スソヨツメダカラ×2、イボダカラ、ウキダカラ、サバダカラ×3、チドリダカラ、カノコダカラ、サメダカラ、カミスジダカラ、ツマムラサキメダカラ×6、ナツメモドキFD、アジロダカラ(準FD×1、擦れ×1←カミスジの左のやつです。配置ミス)、ゴマフダカラ

アジロダカラ、最小を更新。11.3mm。
ヨツメダカラ、最小を更新。14.5mm。
ゴマフダカラも追加で拾えて大満足。ヒロクチダカラの幼貝はこんな感じか。若い個体に出てた点列と完全に一致です。


近未来的ビーチ2日目の収穫(タカラガイ以外)

近未来的ビーチ2日目の収穫(タカラガイ以外): ヒラマキイモ、クチグロタマガイ、トゲレイシダマシ、サラサダマ×2、カイコガイ?、オレンジシラタマ、その他シラタマガイ類×8

モチベ維持用に袋にぽいぽい放り込んでたシラタマガイのうち1個がオレンジシラタマでした。いいねいいね!

次のポイントは去年開拓したNKKCポイントです。しかし、浜に降りて愕然。貝、無い・・・。いやあマジですか・・・。この前は11月で特に台風直後というわけでもなかったから、今日も何かしらあるものだとばかり思ってました。もしかして、あれは台風の置き土産だったのか・・・?今度からは時期を選ぶべきか・・・?


クチベニアラフデ

苦し紛れにクチベニアラフデ1個だけをお持ち帰り

 

無駄にした時間を取り返すべくJポイントへ急行。そこそこの貝溜まり。少なくとも0じゃない。それでもいつもより少なめの打ち上げに若干やる気を削がれつつ掃貝をしていると、浜の一角で大型タカラガイの幼貝がやたらと目につきました。こんなこともあるもんかと、勉強用にサンプル集めをしていたら。


ホシダカラ幼貝

ホシダカラ幼貝!三浦と南紀では拾ってましたが沖縄本島では初めてです。

 


ホシダカラ破片

口だけの破片も近くに上がってました。ここはホシダカラも上がるのかー。期待値爆上げです。

 

終わってみればなかなかの収穫でした。


Jポイントの収穫(タカラガイ)

Jポイントの収穫(タカラガイ): ジャノメダカラ、ハチジョウダカラ幼貝×2、ヤクシマダカラ幼貝×3 ×2、マメシボリダカラ×2(3個並んだうち一番左はリュウキュウ)、チドリダカラ、コゲチドリダカラ×2、イボダカラ×2、サバダカラ、ニセサバダカラ、ホシダカラ幼貝、リュウキュウダカラ×2、スソヨツメダカラ(成貝×1、亜成貝×1)

2018.8.25 追記
ヤクシマダカラ幼貝としていた3個のうち右端のはハチジョウダカラでした。
ジャノメダカラは最大を更新。77.2mm。レコードサイズは遠い・・・。

そして、やはりここは他より質の良いリュウキュウが上がるようです。これだけでもここに通うモチベが高くなるというものです。スソヨツメの亜成貝は、virolさんとこで見ていいなーって思ってたらもう拾えちゃいました。スソヨツメ自体の打ち上げはそこそこ多いこと、亜成貝もそこまで薄質でないことから、案外拾えるものなのかもしれません。艶はそんなにないですが・・・。
余談ですが、スソヨツメ亜成貝は帰りの運転中に車内に落っことして危うく無くすところでしたw 運転しながら洗った貝の水気を取るなんて真似はするもんじゃないですね。


Jポイントの収穫(タカラガイ以外)

Jポイントの収穫(タカラガイ以外): マルニシ、リュウテンサザエ、キマダライガレイシ、クチムラサキイガレイシ、オハグロガイ? フトスジムカシタモト、エリーゼイモ、ダイミョウイモ、マイノソデ

クチムラサキイガレイシはこの系統では初めて。あと揃えたいのはシロイガレイシか。マイノソデとした貝は浜ではヨロイノソデかと思ってましたが、単に成長しきっていないだけのようです。エリーゼイモ(アジロイモの別タイプ)もなかなか拾えるものじゃないですね。
あと、なんといってもダイミョウイモ。小ぶりで擦れてますが、美しい色ですね〜。

最後に、チリメン岬?に行ってみました。?としているのは、本当にそこで合っているのかよく分からんからです。その辺一帯のどこかというとこまでは把握してますが、情報収集不足で、どんな打ち上げなのか、何が狙いのポイントなのかもまだ調べ中です。帰りの飛行機の時間もあるので、偵察程度に。


チリメン岬?の収穫

チリメン岬?の収穫: ヒメホシダカラ×2、ムラサキイガレイシ、オハグロガイ

ヒメホシの大きい方は自己最大記録更新。クチムラサキイガレイシも色鮮やかですね。オハグロガイはヤドカリものですが、形、艶、模様全てがほぼ完璧な状態です。

全体として打ち上げに新鮮さを欠く採集でしたが、要所要所で狙ってた獲物や望外の収穫が顔を出してくれたので、とても満足のゆく遠征でした。

次はいつだろ・・・GW?

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