随分とご無沙汰してしまいました。台風通過直後の一番良いタイミングで沖縄に行ってきたので、その報告です。
※写真、後ほどアップします。すみません。
2017.12.3 写真掲載完了
会社の運動会の取りまとめと通常業務の両立だけで精一杯な状態が続いていましたが、一段落したので、今更ながら更新です。。。
台風18号が金曜あたりにいい感じのコースで沖縄を直撃。次の週は運動会で死ぬ程忙しいのが見えてましたが・・・知らんがな。行くぞ。
というわけで、土曜に航空券を手配し日曜の朝出発。毎度直前の手配となってしまい、業者さんにはご迷惑をおかけしてます。
潮位を見て、1番にハナマル岬へ。ちょっとこの選択は失敗でした。いやまあ、収穫的には失敗じゃないんですが・・・。
到着すると、波風共に落ち着いた感じ。早速打ち上げを確認します。流石は台風直後。今までと違い、生のクモガイがゴロゴロ。今思えば、1匹くらい持ち帰ればよかったですね。
前回の沖縄行きでガサガサのジャノメダカラを拾って狂喜してましたが、今回はいきなり発見。なおこの個体はvirolさんがブログにアップしてた個体と完全に一致。あまり新しいものは上がっていなかったようです笑
FDとまではいかないものの過去最高のクチムラサキダカラを拾ったとこでタイドプールへ移動。波打際はちょっと怖かったので大分陸側を掃貝。そのせいか、生体はあまり見かけませんでした。
根気よく掃貝していると、この沖縄行きのMVPが。
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興奮しきりで時間を忘れそうになってましたが、この後大きなウズラガイを追加してタイムアップ。
当初はツボイモとソウジョウイモの見分け方が分かっていませんでしたが、virolさんのコメントにもある通り、ソウジョウイモはより肩が張って(螺塔の傾斜が緩い)、相対的に螺塔が低くなるのに対し、ツボイモはなで肩(螺塔の傾斜がきつい)で相対的に螺塔が高くなります。この個体はツボイモで間違いなさそうです。
お次はA&W浜。とんでもなく先を越されてます。なんでも、昨日の早朝で既に15人目とか。いやぁ、やっぱ激戦区ですね。こんなんで拾えるんでしょうか・・・一抹の不安を抱えながらも浜に到着。掃貝した結果がこちらです。
何番煎じかも分からんくらいの、恐らくは落ち穂拾いでしたが、こんだけ拾えれば普通に満足。すげえ!すげえ!!ってブツブツ連呼しながら下見てフラフラしてる様はただの変質者でしたが。
イモガイ科は砂地系が豊作。いつもはあまり砂地のとこに行きませんからね。
そしてこいつ食べられるんだとか。
http://blog.goo.ne.jp/kuroi_inu/e/7fc97bc583d34d75f842323e4437d806
↑可食イモガイについての唯一の記述です(残念ながら記事は消えてしまいました)。"アンボイナが魚を食べる"というサジェストが強過ぎて"人間がイモガイを食べる"という事象を検索できません。コノトキシンはペプチドだから加熱に弱いはずで、おそらくどの種類でも加熱さえすればいけるのでは・・・。まあ危ない橋をわざわざ渡る必要はないですね。クロフモドキくらいで我慢するのが安全でしょう。
しかしなるほど。だから久米島に綺麗に真っ二つになった殻が捨てられてたのかー。シャコガイ類と一緒に捨てられてるあたり漁労屑なのは分かってましたが、イモガイ類を食用にするという発想がなく、何でわざわざそんなことするのかさっぱり理解できませんでしたが、これで解決です。今度、生貝を獲ることができたら試食してみたいです。実際に食べてるよ〜って方、是非教えてくださいね。
拾って生きてるのに気がついて肝を冷やしましたが、ちゃっちゃとポリ袋に放り込んで安全に運搬。こいつ蓋小さいですね。最初気がつかなかったので軟体にくっついたままゴミ箱にシュートしてました笑
良品はほぼ拾われたのか少なかった気がしましたが、それでもこの成果。カモンダカラは文句なしのFD。タルダカラはなんか色が薄いですが、今までで最高のクオリティです。コモンダカラが惜しい・・・orz
そして何より生貝の多いこと。タケノコガイは殻口まで綺麗な完品は無かったですが、いい練習になるだろうと蓋つき生貝を確保。苦労しましたが、約1ヶ月半で肉抜き完了です。
帰宅後、塩茹でで食べましたが、美味しい〜。こいつに限らず、海水に近い塩水で冷たい状態からゆっくり火を通すと中身が奥に引っ込まず、取り出しやすいです。
肉抜きシリーズといえば、オニノツノガイ科はこの形状だし肉抜き大変だろうと勝手に思ってましたが、意外なほどすぐに抜けましたね。トウガタカニモリも生貝だったんですが、洗浄中に蓋つき残肉が飛び出してそのまま排水溝へ・・・orz 次回から蓋つきはバケツの中でやりましょう・・・。
最後にちょこちょこと別のポイントも。前回大物ゴロゴロのSKTは、今回不発気味。といっても、ボロのジャノメじゃ満足できなくなったからそう感じるだけですがね。収穫はこんなかんじです。相変わらず大物が多い。
BSNリゾートの砂浜は、見た目綺麗な方は何にもなし。泳ぐ分には気持ち良さそうです。が、とんでもない波風なのでNG。中部以北は台風の影響がまだ強いです。駐車場のおっちゃんに「絶対泳ぐな」と念押しされましたが、こちらから願い下げです。死ぬわ笑
裏側の浜では、少ないながら好みの貝をいくつか。
ヒメホシダカラ成長シリーズのピースがまた一つ埋まりましたよ。あとコブオキニシの生が嬉しいです。
そんなこんなで、日帰りの台風後弾丸沖縄は終了。運によりけりですが、A&W浜は1番に行くようにすべきですね。こんだけ拾えるなら、もっと長居したかった〜。
以上。大収穫の沖縄でした。
8月末の高知遠征の話、9/3の館山(クチグロキヌタ)の話、10/9の三浦(何ちゃらツブリボラ)の話。ネタにカビ生えかけてるし、はよ書かないと。