知り合いの沖縄での貝拾い結果を聞くにつけ、我慢ができなくなり行ってきました。
1日目は南部と名護湾。2日目は北部メインです。空港でサータアンダギーを買って、食べながら南下。この2日、粗食でしたねー。めんどくさいから。
それにしても、予報が外れて晴れて良かった。暑くもなく、寒くもなく。とても気持ちのいいビーチコーミング日和です。
ハナマル岬に到着。とりあえず目の前の薄い貝溜まりをほじくります。
ハナマル岬の収穫: クロダカラ、ハナマルユキ、カモンダカラ、アヤメダカラ、サメダカラ、ツマムラサキメダカラ、カミスジダカラ、ナツメモドキ、ヤナギシボリダカラ、クチムラサキダカラ、マメシボリダカラ、チドリダカラ、コゲチドリダカラ、サバダカラ、ホンサバダカラ、その他ベニアラレボラ、シロミオキニシ、ムカシタモト、ニシキノキバフデ
そして。
でも貝溜まり少ないな。そしてネットに上がってる写真とは場所が若干違う。じゃあ、周辺の崖下の掘削でも。しっかし、貝溜まりを掘るも成果はイマイチ。タカラガイにしか目が行かないからだろうか。
ちょっと飽きてきたところで、せっかく大潮の干潮に合わせたのだからと沖の方へ。今回はひと味違います。濡れても汚れてもいいスニーカー履いてますもんね。一気に波打ち際へ。これ、リーフエッジとはまた違うんですよね?多分。定義がよくわかってません。(と思ってましたが、しんけんパパさんの同じ日同じ場所のブログを見て、行ったところはリーフエッジみたいです。なるほど。歩いて行けるリーフエッジがあるから素晴らしい産地になるのかぁ。)
途中の潮溜まりを覗いてまわりますが、岸辺の打ち上げと比べると何も無い。ハナビラダカラくらいいないかなーと思ってたら、
なんだかんだでキイロダカラらしい個体は持ってなかったので、これは嬉しいです。外套膜出てますね。
続いて写真は無いですがハナビラダカラも。キイロダカラと同じようなとこに。こいつらは波打ち際より岸辺寄りにいますね。
そこそこ大きなタイドプールも幾つかあります。魚もいてサンゴも生えててちょっと泳ぎたくなりましたが、まあ準備もしてないし無理です。何かいそうではあるんですが。
さあ、ここまで大物はなし。ここのタカラガイがどういう場所にいるのかが分かったのは大きな収穫だなーと思いつつ、時間を見てそろそろ戻るかと歩きながら探してたところ。
さらに。今日一番が出てしまいました。
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大収穫でハナマル岬を後にし、サータアンダギー食べながら次のポイントへ。途中、何度もコンビニに寄ってちまちま買い物をして袋を調達。予想外に生がたくさん、そして何種類も手に入ったので、分別する袋が足らんのです。生きてる時は殻をつくる物質が外套膜から常に分泌されてるので、なるべく同じ種類ごと、理想を言えば一匹ずつ小分けにしたほうが良い。(結局めんどくさくなって次の日にレジで複数枚もらっちゃったんだし、最初からそうすればよかった。というか、ジップロックとか買ってくべきでしたね)
目的地はSDKです。広い海岸にサンゴ礫がたくさん上がっています。ヒーヒー言いながら掘削開始。
タルダカラはちょくちょく破片がありましたね。やっぱあるんだ。スソヨツメダカラも数はあります。特段珍しいわけではないけど、模様残りとなると・・・といった感じです。海が荒れた直後が楽しみになる海岸でした。
そして、本日最後はいつか行きたいと思いつつ行けていなかったA&W浜です。一応浜に車が入れるみたいですが、レンタカーにそんなことさせるわけにはいかず。中心街方面に約5分歩いたとこの釣りスポット?的なとこに駐車。そのすぐそばのテトラ帯にも既にサンゴ礫が上がっており、期待できます。日が傾いてきているとはいえまだ時間もあるので、ここもついでにチェック。あくまで前哨戦、お持ち帰り級はさすがに出ないかな、なんて思ってました。
いやあ、独特の模様ですねー。こんなの他にはありません。いつかFDを拾いたいところです。
さあA&W浜に着きました。ちょっと掘りまくるのは疲れて嫌だったので、その代わりに徹底的に表面を掃貝する作戦です。成果はこちら。翌朝の結果と合わせて。貝の種類はさすがに豊富です。
ヒロクチ、ヨツメ、マメシボリ、ナツメモドキ、リュウキュウ?の同定がなかなかに困難でしたね。不慣れなもので。
こんな感じでしょうか?
特にマメシボリダカラとリュウキュウダカラは難しいですね。点列が〜なんて書きましたが、リュウキュウダカラもちょっと若い個体だと点列あるみたいですし。でも完全に模様が無くなってほぼ白一色になっちゃうようなのって他にはカノコダカラくらいしか無いんですよね。まあ形全然違いますが。
1. 擦れたマメシボリダカラの点列がどのくらいまで残り得るのか。
2. リュウキュウダカラの点列はどの成長具合まで残るのか。また、擦れた時に下地として現れ得るのか。
2については、かなり遅くまで点列があるならあり得ますが、そうでなければ擦れても点列はそもそも現れないでしょうね。
タカラガイ以外については希少性とか全然わかりませんが、とりあえず目を惹くのはどーーーんと置いてある右の立派なクモガイ。A&W浜に漁労屑?としてマガキガイやシラナミガイ?やらと一緒に捨ててありました。今でこそ綺麗ですが、海藻と石灰が大量に付着してる上中身たっぷりだったので、匂いも相当キツかったです。何食わぬ顔でカバンに突っ込んで飛行機に乗りましたが。笑
これでも肉抜きはタケノコガイに比べたら絶対楽(1年かかるらしい・・・)ですし、クリーニングもガンゼキボラみたいな凹凸の激しい子からしたらとってもやりやすかったのでした。
翌日の北部遠征に続く〜
2018.2.17修正
イタチイモ→サラサミナシ