沖縄2016 Part2

社員旅行の自由行動時間をフル活用したビーチコーミングです。

 


 

台風後ということで、ほんとはエ◯ダ浜に行ってみたかったのですが、
-直後とはいえ4日は経っている
-元々競争率が高い
-他の浜をハシゴするには時間が足りない 

というわけで、貝拾いヤーの割合は圧倒的に少ないはての浜に決めました。といっても2.5時間しかいられなかったのですがw エ◯ダ浜は、朝一で行きたいもん。


飛行機から見えたはての浜

羽田から飛ぶ途中、飛行機から一足先にはての浜が見えたので、上空からパチリ。

 

行くぞはての浜・・・と、その前に。前哨戦ということで、ホテルの近場の海岸を探索しました。波の上海岸の手前の浜。ほとんど何もありませんでしたが、一個だけムカシタモトを拾いました。



ムカシタモト
ムカシタモト
はての浜も同じ感じだと・・・やばいなぁ。

 

10月8日、5時45分にホテル出発。沖縄は夜明け前でもあっついですね。

この日のために飛行機を往復で予約してましたが、結構な出費です。綺麗さっぱりだったら泣くぞ…笑 ちなみに珍しくプロペラ機でしたが、実は初めての経験でした。短時間ですが騒音はかなりのものです。

9時。飛行機にタクシー、船を乗り継いで、はての浜に到着です。前回と違ってよく晴れているので日焼け止めはバッチリです。

いやぁしかし、打ち上げが全然無い・・・やばい・・・さすがに焦りましたね。本当に何も無いから。
駆け足で接岸ポイントから東へ。東端に近づくにつれサンゴ礫と貝が増えてきて一安心。どうも、今日は東シナ海側の海岸は打ち上げ0、太平洋側はザクザクのようです。これがいつものことなのかどうかは、判然としません。確かに太平洋側は波風を遮る陸地が無いので、貝は打ち上がりやすいかも。あとは、台風の影響もあったのかもしれませんが・・・よくよく考えてみれば、前回も東シナ海側は太平洋側と比べてちょっと寂しい感じだったような。

今日は打ち上げ自体少なめですが、その代わり新鮮度はアップ。一応台風の影響が良い面で出てくれています。これで量があれば最高でしたね。残念!

拾い物も以前とちょっと変わりました。まず、前回は破片ばかりだったヤクシマダカラの完品がゴロゴロ落ちてたこと。割れやすいであろうことを考えると、これは季節の問題か?



ヤクシマダカラ
ヤクシマダカラ
厳選に厳選を重ねた結果、この一個をお持ち帰り。

これでも、手持ちでは最高クラスとなります。ツヤも残ってるし、何より細かい模様が残ってる。今までそんなのは拾ったことがなかった。逐一ヤクシマダカラをチェックして回ってこれを見つけた時は悶えましたよ〜。

あと、タルダカラ。ガッスガスのしか無かったけれど、初めましてなのでお持ち帰り。


ほとんど化石のタルダカラ

いやでも、大きい方はほとんど化石だしさすがに・・・


他は、まあいつもの面々かな?ヤナギシボリは、今日も沢山。


ヤナギシボリダカラ

今回は厳選して、今までで一番模様が残ってる個体をゲット。

 



クチムラサキダカラ
クチムラサキダカラ
クチムラサキも厳選。老成した個体で合ってるかな?裾の部分が茶色く色づいてます。

 



クチムラサキダカラ亜成貝
クチムラサキダカラ亜成貝
あとは、亜成貝だけどなかなかのツルピカをゲット。殻口の紫もとても鮮明です。

 



クチムラサキダカラ
クチムラサキダカラ
クチムラサキに似てるけど、殻口が紫に染まらないタイプ。

何だろう。ニセクチムラサキダカラ?は、紫に染まるみたいだし。それとも、実はオキナワダカラ、とか?如何せん、実地体験が足りてなくて判別できません。
↑2018.4.21 追記
形状から明らかにクチムラサキダカラでした。

コゲチドリは、何だか時間に追われてしまってじっくり浜を観察できなかったので、ある一点における密度を鑑みるに頑張ればもっと拾えましたね。おそらく。それでも前回より沢山拾うことができました。


コゲチドリダカラFD

完品ツルピカも確保。

 



スソヨツメダカラ
スソヨツメダカラ
これは、スソヨツメダカラ?かな?

横から見た時の独特の台形は、これくらいしか思いつきません。模様がもう少し残ってたらな…。



イボダカラFD
イボダカラFD
イボダカラFD

手元にあるやつよりさらに色が濃いです。そして、前後が窄まるフォルム。
たまたまなのか、手持ちは沖縄で一般的なこのフォルムとは違って螺塔側が窄まってないんですよね。(※追記:そうか。手持ちのは亜成貝か。)
手持ちは左。今回のは右。うむー。イボダカラは難しいな。ツヤが無いように見えるよ。イボが多いせいだな。


ウキダカラ、ホシキヌタ

ウキダカラ、ホシキヌタ

これらも今までで一番ツルピカ。ホシキヌタのツヤが分かるように斜めに置きました。


サバダカラ

ホンサバダカラ? サバダカラ

下の模様が繋がってるかどうか微妙だな。模様がちょっと残ってます。ツヤは僅かに。
↑2018.4.21 追記 これはサバダカラです。

その他のタカラガイ: ヒメホシダカラ、クロダカラ、エダカラ、カモンダカラ、コモンダカラ、アミメダカラ、ハナビラダカラ、ニセサバダカラ、サバダカラ
クロダカラは茶色く褪色してました。チャイロダカラじゃねえかw
エダカラは何だかんだ初めてか。串本で拾ったFDはアリソンくさいし。ヒメホシ…なかなかFDには出会えないなぁ。


そう。
あとね。
チリメンダカラも拾えたんです。
念願のFD。
半化石しか持ってないから静かに狂喜しましたよ。

でも、どっかで無くしちゃいました。すっごく嬉しかったんだけどな…それこそ、トウマキの破片がチリメンダカラに見える病を患ってでも血眼になって探して唯一見つかった個体なので。まだ当分は半化石で我慢かぁ。あーあ…。


その他の貝たち

その他の貝たち

クモガイ、ジュドウマクラ?、コオニコブシ、サツマボラ、ニシキノキバフデ、サツマビナ?、イワカワトキワ、スクミウズラ、トウマキ、イモフデ、アジロイモ
他、写真にはありませんがスジグロホラダマシ。

クモガイは半腐りの中身入り。くっさー。洗わなきゃ。イワカワトキワやらの仲間は完品が沢山落ちてました。その中でも飛びっきりのツルピカを厳選。
・・・さあさあ、ついに本格的に他の種類に手を出し始めてしまいました。収拾つかなくなるぞー。

やっぱり沖縄では貝の種類が多くていいですね。もちろん、三浦半島も南房総も楽しいけどね。

アミメダカラの摩耗段階

擦れたアミメダカラのサンプルが増えたので、今後は無駄に拾うこともなくなるかな。
左上→右上→左下→右下の順にエイジングが進みます。・・・と、思います。

最後に。貼り忘れてましたね。はての浜の写真。
とにかく時間がなくてクオリティは低いです。
拾った貝を浜に並べてじっくり撮影大会やりたかったなー。
そしたら、チリメンダカラの写真を残すことができたろうに。

はての浜

はての浜

はての浜

はての浜

はての浜

駆け足の貝拾いを終えた後は飛行機で本島に蜻蛉返りし、何食わぬ顔で社内旅行に戻ったのでした。バスの中で貝をガチャガチャいわせてる様はなかなかのヤバいやつでしたw

以上〜

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